BLOG マンションリフォームの注意点をプロが解説!沼津市での水回り3点改修(キッチン・トイレ・給湯器)3日間施工
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カテゴリー:沼津市キッチンリフォームマンション・アパート

【現場エリア】沼津市新宿町
【施工内容】マンション水回り改修工事
【施工期間】3日間
【金額】2,228,000円(税込み)
みなさまこんにちは!
今回はマンションのキッチン、トイレ、給湯器の施工事例をご紹介いたします。
リフォームは既存物件ありきなので100件物件があれば、100通りのパターンがございます。
施工内容や施工方法にももちろん違いがありますが、当然お客様も100人全員異なります。
リフォームにいたる背景にもそれぞれドラマがあり、なぜリフォームをお考えになられたかも全員理由が異なります。
そういった背景を知った上でレポートを読んで頂くとまた違った面白さがあると思いますので、今回のお客様の背景からご紹介いたします。
お客様は隣の市町にご自身のお家と所帯をお持ちですが、ご高齢の両親は別のところに住んでいました。
お客様が長男という事もありご両親の面倒を見る必要があり、とは言え一緒に住んでのお世話は考えていませんでした。
元々ご両親が住んでいるところが不便な場所であり、車がないと生活が難しい地域でした。高齢という事もあり車の運転ができなくなったため、沼津駅徒歩圏内の好立地の当物件を購入し、そちらに住む事をお決めになられました。
徒歩圏内に病院やスーパーなど生活に便利な施設が多く、車がなくても生活が可能です。
私は沼津駅近辺にしばしば飲みに行くので、徒歩で帰れる場所に家があるのは別の意味でうらやましく感じます(笑)
私の自宅は沼津駅まで電車で30分ぐらいかかるので・・・(笑) 
お客様は当店に飛び込みでご来店頂きその際に私が接客対応をさせて頂きました。
こちらのマンションは半年ほど前に別のお部屋のお客様の工事を担当させて頂いた事もあり、駐車スペースの使用方法、マンション管理会社さんへの申請方法なども熟知しており、この点はお客様にとって安心頂けたポイントかなと感じます。
ご相談を頂いたタイミングでは既に物件は購入済みで、お引越しの日にちも決められていました。
ある程度内見はしており古いキッチンとトイレ、給湯器がそれなりの年数使用していた為これらの改修をお考えでした。
なるべく早めに工事の段取りを行いましたが、キッチンやお風呂は展示品でない限り全て受注生産となり、半月から長いもので1か月近く納期が掛かる為、工事前にお引越しを済まされました。
ここは中古物件あるあるなのですが、住み始めて古いキッチンを使用したところ、水栓から派手に水が漏れる事が発覚しました。
電気、水道、ガスのライフラインは当然ご入居される際に開栓する為、事前の内見時にはこの事象は分かりませんでした。
いずれにしろキッチンは改修するものの全く使用できないレベルで水が漏れてしまう為、キッチン水栓のみ先行して取り寄せ、先に交換をさせて頂いました。
交換の手間賃はかかってしまうものの、キッチン水栓はだいたいのシステムキッチンで規格が共通の為、古いキッチンに設置した新しいキッチン水栓はそのまま新しいキッチンで流用する事が可能です。
キッチン本体は受注生産となりますが水栓は在庫品につき数日で納品され交換し、
ひとまずキッチンが使えるようになりました。


工事当日前に色々と準備を済ませます。
私が担当しているエリアは三島、沼津駅周辺の為、マンションが非常に多いです。
三島駅は新幹線が止まる駅で品川や東京までも1時間以内で到着できる為、首都圏に通勤される方も一定数いらっしゃいます。
マンションは戸建てと異なり集合住宅につき、リフォーム工事の難易度は一気に上がります。戸建てであればお客様の許可さえあれば大抵の事は対応できますが、マンションは管理会社によってルールが異なります。
主な注意点は下記の通りです。
・管理会社への工事届出
・共有部分の養生
・隣や下の階の方へのご挨拶
・工事可能日時、時間帯
・廃材、材料の仮置き場
・材料の加工場所
他にもエレベーターが複数基ある場合の使用可能なエレベーターが指定されたり、子供が多いマンションで小学生が帰宅する時間帯はエレベーターでの搬出入が禁止などもございます。
マンションの工事はこういったルールをしっかり守って行う必要がある為、それなりの経験が求められます。
ニラスイホームではマンションの施工実績も相当数ありますので、お客様や近隣の方々、そしれ管理会社さんにもご迷惑をお掛けすることなく工事を行う事が可能です。
まずは準備工事として事前にエレベーター内と、お客様のお部屋の中を養生していきます。
マンションの場合作業が9時からでないとスタートできないケースが多く、一般的に8時~17時で動ける戸建てと異なり、工事可能時間が短いです。
17時には完全撤収しないといけないケースも多く、車までの距離が遠いマンションではできるだけ工事当日までにできることは可能な限り済ませておきます。
今回は添付の内容で工程を組みました。
住みながらの工事なのでなるべく早く、けれども無理はなく、また職人さんたちも被りにくいという点を心がけました。
マンションなので各部屋が狭いためばらけさせつつ色々と同時進行させています。
例えば初日は下記のような動きになります。
・水道職人さん
トイレ外す→キッチンの蛇口を外す→午前中で給湯器交換
→午後トイレ取付け→解体後のキッチンの給排水移設
・内装職人さん
洗面所の床の張替え→トイレの内装→午前中で退出
・解体職人さん
9:30に現場入り→キッチン解体→午前中で退出
こういった形でそれぞれの職人さんが遊ぶ(※建築の業界では職人さんがやる事がなく現場にいる事を遊ぶ、遊ばせるといいます)ことなく工程を組むのも非常に大切です。
もちろん詰め込みすぎて終わらない事も問題なので、予備日を入れたり余裕を持つことも大事ですが、工期が短い事はお客様へのストレスも軽減できる為、非常に重要なポイントとなります。
見ず知らずの職人さんが家の中にいる事はやはりあまり楽しい事ではありません。
もちろん不測の事態が起きないように事前に念入りに下見を行い、しっかりと準備を行います。自身が思い描いた通りに滞りなく工程が進むと私自身も非常にやりがいを感じられます。

室内の養生はマスカーと呼ばれるビニールシートにテープが貼り付けられているものを使用します。ロール状に丸まっておりテープを貼付け、カーテンのように下げて使用します。
静電気で家具等養生したいものに張り付くようになっており、ホコリなどが付く事を防いでくれます。
冷蔵庫など移動が大変な物や、カップボードのようにそもそも固定されて動かすことができないものなどを養生する際に使用します。
キッチンの入替え工事の際はだいたい冷蔵庫が近くにあり、カップボードは交換しないケースも多いです。
冷蔵庫は中に物も入っており移動も一人では難しいケースがほとんどなので、内装工事を行う際は移動の段取りをしますが、移動せずに工事ができる場合は極力マスカー等用いて移動せず、工事を行います。





準備も終わったので工事がスタートしました。
マンションの性質上駐車場が限られているので、職人さんには道具を下ろしてもらった後、近くのコインパーキングに車を移動してもらいます。
私の場合は事前に周辺のコインパーキングの場所と、混雑具合を確認しておきます。人気の駐車場ですと満車になっているケースもあり、車を駐車禁止の場所に停める訳にもいかない為、車の駐車場所を確保できないと工事がスタートできません。
今回は周辺に複数駐車場があり全て満車になる事がなさそうなので、念のため近い順に3つほど確認しつつ職人さんへ前日までに情報を共有しておきます。
マンション敷地内の1台駐車可能なスペースには、一番現場に長くいる設備職人さんの車を駐車しております。
現場の工事がスタートしました。
キッチン→ガス職人さんにてガス止め
洗面所→内装職人さんにて床の張替え
トイレ→設備職人さんにてトイレ外し
予定通り上記内容でスタートしております。


トイレは本体の交換と天井・壁のクロスの張替え、床のクッションフロアと床と壁の間に貼られているソフト巾木を交換します。
埋込の収納棚や天井の換気扇と照明などを交換する事も可能ですが、お年寄りが使用するだけなので特に壊れていなければ交換不要とのご要望を頂いているため、ある程度工事内容は最小限に留めました。
キッチンはガスの始末が完了しました。
元々はガスコンロが設置されておりましたが、ご使用される方々がご高齢で火の元が心配との事で、コストはかかりますが今回IHコンロに変更します。
ガスコンロであれば新しいキッチンのコンロのガス栓の位置に合わせてガスの位置を変えるだけで済みますが、IHコンロに変換する場合は既存のガス管を始末してIHコンロ専用の200Vの配線をブレーカーから引き直す必要があり、またガスコンロよりもIHコンロの方が少し値段も高いためこのあたりにプラスの費用が掛かってきます。
ただ安全はお金に変えられるものではなく、キッチンを設置後にIHコンロに変更しようとすると余計な費用も掛かってきてしまう為、キッチンの入れ替えのタイミングでのIH化をご提案させて頂きました。
ガスの切り離しと共にお湯と水と排水も切り離し、お湯と水が漏れないように止水もします。
もちろん戸建て住宅でも切り離した後解体中などに漏れないようにしっかりと処置をしますが、マンションの場合工事が終わった後の夜中などに漏れてしますと下の階まで浸水してしまうような大事故に繋がってしまう可能性がある為、より慎重に止水して且つ少しの間漏れてこないかも確認します。



キッチンの解体が進んでいます。
マンションのキッチンの入れ替えで人が住んでいる場合、解体したキッチンを仮置きをできるスペースが無いため、都度運搬するダンプカーの荷台まで運んでいきます。
キッチンの解体自体はさほど時間が掛かりませんが、一番時間が取られる内容が運び出しとなります。
エレベーターがない集合住宅ですと時間が掛かるのはイメージしやすいと思いますが、エレベーターの稼働が多いマンションですとエレベーター待ちの時間がかかったり、また高層階ですとそもそも1Fにとまっていることが多く、エレベーター来るまでに時間が掛かってしまうので、このあたりが悩ましいところです。
このエリアでは数は少ないもののタワーマンション等ですとエントランスまでエレベーターを使用し、その後居住階に行くまでに更にエレベーターを使う造りのケースもあり、そういった場合ですと通常2人1組で行う作業を3人1組で行ったりもします。
当然ながら2人で終わる作業を3人で行うわけなのでその分工事費はプラスとなってしまいます。
また、養生する範囲も広くなり、エレベーターも2基分養生をする必要がある為、養生清掃費も通常のマンションに比べて割高になります。

設備職人さんはトイレを外してキッチンの給排水を止めた後、給湯器の交換を行います。
マンションの給湯器は通常の給湯器より難易度が高いケースが多いです。
今回の給湯器も対応の仕方を分かっていればどうってことないかも知れませんが、難易度としては一番高い分類になります。
まずパイプシャフトと呼ばれる扉の中に入っているタイプである事です。写真のように筒状の排気筒が正面に付いているため、同じ大きさで同じ位置に排気筒がついていないと扉が閉まらなくなってしまいます。
また、給湯器の周りにフレームが回っており、これに給湯器本体を固定している形となります。
このフレームも既存を流用できるケースと新しく交換が必要になるケースがあり、ここもしっかりと事前確認が必要です。
極めつけは浴室暖房と床暖房になります。
浴室暖房機と床暖房に関しては電気とガスの力で温めるケースがあり、ガスの場合は給湯器から浴室暖房機と床暖房の配管が走っており、給湯器本体で熱を作り出してそれぞれを温めます。
現在付いているものの後継機種(現行品)が互換性があるケースが多く、そちらの図面と現在の排気筒や形状、配管の位置を確認してしっかりと交換ができるかを確認する必要がございます。
また、浴室暖房機と床暖房への配管の太さなども種類があり、変換部材がないと接続ができないケースも多く、これらも確認と準備が必要となります。
間違えてしまうと当然交換ができない為もちろん事前確認は行うものの、取り外す前に設備職人さんでもしっかりと互換性があるものかどうかを確認し、作業を開始します。
設置しているフレームは壊さないと外れないケースもあり、その場合再度既存のものを設置できなくなるため、準備したものに交換できないとなるとお湯なし生活に
なってしまう為、より慎重に確認をします。
今回も非常に気を使う部分でした。 
給湯器の交換が完了しキッチンも解体が完了した為、キッチンの給排水の移設を行います。
キッチン自体の仕様は足元まで引出しになっている3段引出しが非常に人気で、単なる2段引出しに比べて収納力が大幅にアップするにもかかわらず値段の差がそこまでないので、ほとんどの方は3段引出しにします。
しかしながらマンションは構造上「床下」が存在せず、写真で見えているように床の下がコンクリートになっており、既存の配管がその中に埋設されているケースもあります。
今回はコンクリートの上に配管が通っていたので3段引出しでも配管スペースに納める事ができましたが、排水管は直径5cm程度ある事が多く、埋設されているタイプですと移設する事ができません。
基本的にキッチン毎にお湯、水、排水管の位置が細かく指定されており、既存の位置から移設する必要が絶対にございます。
しかし給排水管がコンクリート内に埋まっていると躯体であるコンクリートを壊すことができない為、キッチンの下に配管スペースを作ってキッチン本体を上げなければいけません。
今回は事前の調査で配管があらわになっており確実に移設ができる事を確認した為、3段スライドで進めさせて頂きました。





配管を移設するのと同じタイミングで各所の電気配線も行いました。
リフォームの基本的な流れは解体をして空っぽになったタイミングで配管と配線を行い、その後下地を造作して必要であればクロスなどで化粧をして最後に器具を設置していきます。
今回ガスコンロからIHコンロに交換するにあたり200Vの専用回路をキッチン裏に仕込む必要がありました。
当然キッチン設置後に配線はできないため、キッチン解体後にブレーカーの空きを1つ使用して配線を引っ張ります。
IHコンロは非常に強い電力を使用する為他の回路と分岐ができず、また100Vではなくより強力な200Vである必要がございます。
食洗器の使用も希望しており、食洗器は200Vである必要はないものの、分岐されていない専用回路である必要がございます。前のオーナーさんが使用していなかったものの専用回路がキッチン内まで引かれていた為、それを移設して使用します。
また、キッチン左手の壁の裏側にコンセントが欲しいとの事だったので、キッチン側の壁を解体した際に裏側からコンセントを仕込みました。
合わせて最終的にキッチン調理スペースを照らす手元灯も必要になる為、吊戸棚の設置前に事前に配線しておきます。

ブレーカーから専用の回線を引き込むためブレーカーの部品を外しております。
電気職人さんは解体後の配線の際にも現場に来ますが、最後の器具付けの際に来ることもございます。
先ほどご紹介したリフォームの流れの中にあるように、器具付けの前にはクロスなど内装工事が終わっているケースがほとんどなので、間違ってもクロスを汚したり傷つけたりできません。
脚立を用いて照明を取り付けたりする事も日常茶飯事なので、脚立の脚で傷をつけないように4本とも保護をしております。
また、写真の緑色の道具は釣り竿のように配線の引っ張るもので、天井裏で作業ができる箇所に制限がある為こういった道具を用いて天井内で配線します。
ブレーカーは写真のように回路が複数あるので、空いている場所から専用回路を出して該当箇所まで配線を引っ張ります。
今回はIHコンロ用の200Vを裏の浴室の天井裏から出して、解体したキッチンの上から引っ張ってコンロの場所まで下ろしてIHコンロ用専用コンセントを設置します。


合間でトイレの内装工事が完了し、トイレの設置も終えてトイレ工事が完了しました。
マンションなのでトイレが1ヶ所しかない為、当然工事中はトイレが使用できません。
なるべくトイレが使用できない時間を短くするため設備職人さんに1日中作業をしていてもらい、クロスが終わったタイミングで現在の作業の手を止めて優先してトイレの設置を行ってもらいます。
よく他のメンバーの記事にも出てくると思いますが、トイレの排水には様々な立上り位置がございます。
一般的には床に排水が抜けているケースが多いのですが、後ろ側や左右の壁に抜けているケースもあります。
また、床の排水だとしても一般的に排水の中心位置は奥の壁から20cmと決まっていますが、それよりも手前にあるケースもあります。
手前にあるケースですとリフォーム用の配管を用いて接続しますが、まれに今回のように12cmと一般のものより奥に設置しているケースがございます。
この場合TOTO製品ですと非常にラインナップが少ないのですが、リクシル製品には多く設定がある為、今回もリクシルの一体型トイレLVというシリーズをご提案させて頂きました。
おしりを洗う機能は欲しいものの最低限のもので良いとの事で、安価な物の必要な機能はしっかりと備わったもので納めさせて頂きました。 
キッチンの下地を大工さんにて補修、造作していきます。
マンションの場合作業スペースを捻出するのが難しいケースが多く、広さにもよりますが玄関前、ベランダなどを使用する事があるのですが、今回はどちらも狭かった為使用ができませんでした。
その為キッチン内で加工を行う事としましたが、丸ノコなど電動工具を使用すると粉塵が待ってしまう為、手ノコギリを使用して汚れが散らないように配慮して加工を進めていきました。
壁床の穴を開けて作業をした部分を塞ぎ、吊戸棚が設置される場所にはしっかりと厚いベニアを入れて下地を整えていきます。

キッチンの設置が完了して手元灯も取り付けて完工となります。
今回ご採用頂いたのはタカラスタンダードのエーデルというシリーズで、比較的タカラスタンダードのキッチンシリーズの中ではお求めやすい価格帯ですが、しっかりと売りのホーローを使用したキッチンとなります。
元々更により安価な他メーカーのキッチンも検討しておりましたが、長くご使用頂くものでリフォーム工事は簡単に交換できるものではない為、少し良いものを取り入れて頂きました。
後日ご使用感をお伺いする機会がございましたが、他メーカーの木製キッチンよりも確かに金額は高かったものの、ホーローは汚れが付きづらく非常に使いやすいとの事でこちらにして本当に良かったとのお声を頂きました。
マンション工事は特に気を付ける事が多いのですが、ニラスイホームではマンションの施工実績も豊富ですので、気になった方はお気軽にお問い合わせください。
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ニラスイホーム 担当:川
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