BLOG パサディナハイツマンションリノベーション|函南町上沢
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カテゴリー:函南町キッチンリフォームマンション・アパート
こんにちは。今回も【パサディナハイツ】で進めさせていただきましたリノベーション工事をご紹介いたします。
築年数は50年を超えていますが、躯体は非常にしっかりしており、現場に入るたびに「古き良き建物の強さ」と「新しい住まいへの可能性」を同時に感じさせてくれる建物です。
【現場エリア】函南町上沢
【施工内容】マンション改修工事
【施工日】5/17-7/31
これまで細かな修繕や改修を何度も担当させていただいてきましたが、【パサディナハイツ】での大型リノベーション工事は今回で3部屋目。現場を重ねるごとに建物の特性や注意点も把握できてきて、よりスムーズに、そして工夫を凝らした施工ができるようになっています。
こうした積み重ねは、同じ建物だからこそわかる“経験値”であり、リノベーション工事の質を大きく左右するポイントでもあります。
今回のお客様は、都内にお住まいのT様。ずっとこの物件を探していらしたとのこと。ちょうど空きが出たタイミングでお問合せ、即決でご契約に至ったそうです。築古マンションは「出会ったときが買い時」とよく言われますが、まさに「運命的な出会い」ですね。
また今回は、設計事務所「STUDIO DOUGHNUTS(スタジオドーナツ)」様が設計を担当され、弊社が施工を担当するという形で進めました。
家具やプロダクトを含めたトータルな空間づくりを得意とされる設計事務所で、都会的で洗練されたデザインの中に遊び心が散りばめられているのが印象的です。HPはこちら → https://www.studio-doughnuts.com/
従来の工事ではあまり使わない建材やアイディアを採用することも多く、現場としては新しい挑戦の連続でした。例えば、通常は壁紙(クロス)仕上げにするところを塗装仕上げにしたり、国外製品や、地域密着建材ブランドを採用したりと、一つひとつに工夫が必要です。試行錯誤する場面もありましたが、とても良い刺激をいただき、大変勉強になりました。改めて感謝申し上げます。
それでは、施工事例をご紹介していきます!
浴室・洗面工事
まずは浴室の解体から。既存の浴室は大きな引き違いサッシが特徴的でしたが、今回はサッシを撤去し、タイルは既存を活かして清掃・補修で仕上げました。タイルは一枚一枚が厚みのある昭和時代特有のもの。今ではなかなか同じものを再現できないため、残す価値があります。長年使われた空間を一新しつつ、素材の魅力を残す方向性です。
洗面所にはトイレも併設されており、解体すると床からは配管が姿を現します。コンクリート直埋めの配管は移設が難しいため、床を一度上げ、その下に空間を確保することで給排水を通す方法を選択しました。こうした床上げは単なる施工都合ではなく、将来的なメンテナンス性や、水漏れなどが起きたときの対応のしやすさというメリットも生み出します。
サッシまわりの改修では、既存レールを撤去する必要があります。通常ならタイルを斫って(削って)外しますが、今回はタイルを残す方針にしました。そのため、既存レールはコンクリートで覆い隠し、新しく【けんどんレール】を造作。
ここで少し解説を。**「けんどん(倹飩)」**とは、建具やガラスを上から差し込み、下で支える納め方のこと。古い日本家屋の障子や板戸にも多く使われており、シンプルながら強度があり、交換も容易。「引き戸文化」が発達した日本ならではの知恵です。
現在では樹脂サッシやアルミサッシが主流となりましたが、この工法の合理性はいまだに色褪せません。今回の施工でも、この伝統的な仕組みを応用しました。
その後、浴室に新しいガラスをはめ込み、いよいよ完成です。既存の青いタイルとガラスの組み合わせが、レトロでありながらモダンな印象に生まれ変わりました。懐かしさと新しさが同居する仕上がりは、多くのお客様からも「趣がある」と喜ばれるパターンです。

洗面・トイレにも新しい設備を設置。
トイレはLIXILのサティス(リクシル社のハイグレードモデル)、洗面台はスタジオドーナツさんデザインのオリジナル家具です。シンプルながらも空間全体のデザインに馴染むよう計算されていて、ホテルライクな仕上がりになりました。水回りが単なる機能空間ではなく、住まいの「見せ場」に昇華しているのは大きな魅力です。
LDK工事
続いてLDKの改修です。まずは既存のキッチンを撤去。長年の油汚れや傷が溜まっていた場所がすっきりし、いよいよ新しい空間づくりが始まります。
キッチンを撤去すると、現場は一気にスケルトン状態に。天井を壊すと「野縁(のぶち:天井下地に使う角材)」が現れました。状態が良かったので再利用へ。こうした再利用はコスト面だけでなく、廃材削減による環境配慮にもつながります。
また、コンクリート壁に貼られていたクロスをすべて剥がす作業も。これがなかなか大変で、職人総出でケレン作業(旧材を削ぎ落として下地を整える作業)を行い、ひたすら削り落としていきます。地味ながら根気のいる作業です。
リビング天井はボルト吊り構造で、上には他住戸のガス管も通っています。こうした「共有部分に近いインフラ」をどう扱うかはマンション工事の難所のひとつです。今回はこれを隠しつつ、新たに天井カセット型エアコンを設置するために、天井裏に空間を確保。設計と施工の知恵を出し合い、美しく納めました。
給排水も洗面と同じく床下を通すため、床を上げて配管を確保しました。マンションリノベーションでは床上げはほぼ必須となりますが、その分「遮音性アップ」「配線ルートの確保」という副次的なメリットもあります。

給排水・電気工事と打ち合わせ
床材も現場に搬入され、いよいよ床張りの準備。図面を見ながら大工さんと細かい打ち合わせを行いました。現場で「どう割り付けるか」「どのラインで揃えるか」を確認するのは、仕上がりに直結する重要なステップです。
今回は「置床工法」を採用。根太を外周に設置し、床を組んでいきます。施工性と精度を両立できる、現場に合った方法を選びました。置床工法は二重床とも呼ばれ、マンションリノベで一般的に採用される方式です。

ただ、ここで想定外の問題が発生。床の水平を取っていくと、端から端で約2cmもの高低差があり、そのままではコンセントと干渉してしまうのです。普通の壁なら移動も容易ですが、ここはコンクリートに埋め込まれているため簡単にはいきません。「さあどうする?」と現場の空気が一瞬ピリッと張り詰めました。
--職人--
それは、まさに“歴戦の猛者”。

職人さんたちは知恵を出し合い、まずは周囲を切り、コンクリートに穴を開けてコンセントの位置を上げることに。さらに穴を補修するため左官工事(壁や床をモルタルなどで塗り直す工事)を追加し、きれいに仕上げました。
この工程は今回の工事の中でも「指折りの難所」。ですが、経験豊富な職人さんの技術と柔軟な発想で、見事にクリアすることができました。
リフォーム・リノベーション工事には必ず「想定外」があります。その度に現場で頭をひねり、技術を駆使して解決していく。それこそが、現場の醍醐味であり、職人の真骨頂なのです。
内装仕上げ
床の下地が完成すると、LDK全体の雰囲気が一気に変わります。
今回は置床工法(※二重床工法とも呼ばれ、遮音性や配管スペースを確保できるため、マンションリノベでは一般的な施工方法)を採用し、4日ほどで床張りが完了しました。スピード感がありながらも精度の高い仕上がりは、やはり熟練の大工ならではです。

キッチンの下地もMクロス合板(※耐水性・防湿性に優れた合板で、キッチンや水まわりの下地材として最適)で仕上げました。これにより、耐久性がぐんと高まり、長期的に見ても安心できる仕様となります。
キッチンはスタジオドーナツさんデザインの特注家具。真っ白で清潔感があり、空間全体を引き締めています。
シンプルながらも、カウンターの高さや動線の取り方まで細かく計算されており、機能性とデザイン性が見事に両立。ガスコンロや大きなシンクとのバランスも絶妙で、料理が楽しくなるキッチンに仕上がりました。


天井も下地を組み終え、ボードを張り終えた後は塗装仕上げに。ビニールクロスにはないマットな質感が特徴で、光を柔らかく受け止めるため、空間に奥行きと落ち着きを生み出します。塗装ならではの表情が空間をより上品に演出してくれます。

床仕上げは、リビング部分は絨毯、キッチン部分は長尺塩ビシート(※長尺塩ビシートは病院や学校でも多用される床材で、耐久性が高く、防水性・耐薬品性にも優れるのが特徴)を採用しました。
絨毯は吸音性に優れ、落ち着いた居心地を実現。長尺塩ビシートは掃除のしやすさも抜群で、日常生活の中での利便性が格段に向上します。暮らしやすさとデザイン性の両立を考えた仕様です。
そして今回の目玉のひとつが、人気のガス乾燥機「乾太くん」。マンションリノベーションでは設置条件が厳しく、排気経路やガス配管の関係で諦めざるを得ないケースも多いのですが、今回は条件をクリア。無事に設置することができました。
ガスの力で一気に乾燥できるため、天日干しや電気式乾燥機に比べてスピードも仕上がりも段違いです。「もう洗濯物に困らない」とお施主様の満足度も非常に高く、暮らしの質が一段と上がったと言っていただけました。

完成後の様子
いよいよ完成です。
築50年以上の物件とは思えない完成度で、設計とお施主様のセンスが光り、現代的で居心地の良いリビングに仕上がりました。
白を基調としたシンプルなデザインに、ナチュラルな木の家具を配置。光が差し込む大きな窓と相まって、開放感と落ち着きを兼ね備えた上質な空間となっています。
寝室は無垢フローリングを施工し、天井や壁も塗装で仕上げました。
もともと押入だったスペースを撤去し、シンプルで広がりのある空間に再構築。無垢材のフローリングは調湿性に優れ、四季を通じて快適さを保ってくれるのも魅力です。
自然素材ならではの香りや質感は、帰宅したときの安心感にもつながります。2部屋とも白壁と木目で統一し、シンプルながらも温かみを感じられる仕上がりになりました。

まとめ
今回の工事は、設計事務所STUDIO DOUGHNUTS様のデザインを現場でどう実現するか、職人たちと知恵を出し合いながら進めた現場でした。
従来ではあまり使わない建材やディテールに挑戦し、多くの学びを得られたと感じています。特に、コンセントの位置調整のような突発的な難所に対しても、経験豊富な職人の柔軟な発想と確かな技術で見事にクリア。こうした積み重ねこそがリノベーションの真髄です。
築50年以上のマンションが、新築のような快適さと都会的なセンスを備えた住まいに生まれ変わり、お施主様にも大変ご満足いただけました。
「古いから無理」と思われがちな築古マンションも、残す工夫と新しい技術を組み合わせればここまで変わる。それを証明できた現場だったと思います。
T様、スタジオドーナツ様、この度は誠にありがとうございました。またぜひご一緒にお仕事をさせていただければ幸いです。
ニラスイホーム 担当:筒井

お家のことならお任せください!快適、安心、満足なリフォームをご提案いたします!
築年数は50年を超えていますが、躯体は非常にしっかりしており、現場に入るたびに「古き良き建物の強さ」と「新しい住まいへの可能性」を同時に感じさせてくれる建物です。
【現場エリア】函南町上沢
【施工内容】マンション改修工事
【施工日】5/17-7/31
これまで細かな修繕や改修を何度も担当させていただいてきましたが、【パサディナハイツ】での大型リノベーション工事は今回で3部屋目。現場を重ねるごとに建物の特性や注意点も把握できてきて、よりスムーズに、そして工夫を凝らした施工ができるようになっています。
こうした積み重ねは、同じ建物だからこそわかる“経験値”であり、リノベーション工事の質を大きく左右するポイントでもあります。
今回のお客様は、都内にお住まいのT様。ずっとこの物件を探していらしたとのこと。ちょうど空きが出たタイミングでお問合せ、即決でご契約に至ったそうです。築古マンションは「出会ったときが買い時」とよく言われますが、まさに「運命的な出会い」ですね。
また今回は、設計事務所「STUDIO DOUGHNUTS(スタジオドーナツ)」様が設計を担当され、弊社が施工を担当するという形で進めました。
家具やプロダクトを含めたトータルな空間づくりを得意とされる設計事務所で、都会的で洗練されたデザインの中に遊び心が散りばめられているのが印象的です。HPはこちら → https://www.studio-doughnuts.com/
従来の工事ではあまり使わない建材やアイディアを採用することも多く、現場としては新しい挑戦の連続でした。例えば、通常は壁紙(クロス)仕上げにするところを塗装仕上げにしたり、国外製品や、地域密着建材ブランドを採用したりと、一つひとつに工夫が必要です。試行錯誤する場面もありましたが、とても良い刺激をいただき、大変勉強になりました。改めて感謝申し上げます。
それでは、施工事例をご紹介していきます!
浴室・洗面工事
まずは浴室の解体から。既存の浴室は大きな引き違いサッシが特徴的でしたが、今回はサッシを撤去し、タイルは既存を活かして清掃・補修で仕上げました。タイルは一枚一枚が厚みのある昭和時代特有のもの。今ではなかなか同じものを再現できないため、残す価値があります。長年使われた空間を一新しつつ、素材の魅力を残す方向性です。
洗面所にはトイレも併設されており、解体すると床からは配管が姿を現します。コンクリート直埋めの配管は移設が難しいため、床を一度上げ、その下に空間を確保することで給排水を通す方法を選択しました。こうした床上げは単なる施工都合ではなく、将来的なメンテナンス性や、水漏れなどが起きたときの対応のしやすさというメリットも生み出します。
サッシまわりの改修では、既存レールを撤去する必要があります。通常ならタイルを斫って(削って)外しますが、今回はタイルを残す方針にしました。そのため、既存レールはコンクリートで覆い隠し、新しく【けんどんレール】を造作。
ここで少し解説を。**「けんどん(倹飩)」**とは、建具やガラスを上から差し込み、下で支える納め方のこと。古い日本家屋の障子や板戸にも多く使われており、シンプルながら強度があり、交換も容易。「引き戸文化」が発達した日本ならではの知恵です。
現在では樹脂サッシやアルミサッシが主流となりましたが、この工法の合理性はいまだに色褪せません。今回の施工でも、この伝統的な仕組みを応用しました。
その後、浴室に新しいガラスをはめ込み、いよいよ完成です。既存の青いタイルとガラスの組み合わせが、レトロでありながらモダンな印象に生まれ変わりました。懐かしさと新しさが同居する仕上がりは、多くのお客様からも「趣がある」と喜ばれるパターンです。

洗面・トイレにも新しい設備を設置。
トイレはLIXILのサティス(リクシル社のハイグレードモデル)、洗面台はスタジオドーナツさんデザインのオリジナル家具です。シンプルながらも空間全体のデザインに馴染むよう計算されていて、ホテルライクな仕上がりになりました。水回りが単なる機能空間ではなく、住まいの「見せ場」に昇華しているのは大きな魅力です。
LDK工事
続いてLDKの改修です。まずは既存のキッチンを撤去。長年の油汚れや傷が溜まっていた場所がすっきりし、いよいよ新しい空間づくりが始まります。
キッチンを撤去すると、現場は一気にスケルトン状態に。天井を壊すと「野縁(のぶち:天井下地に使う角材)」が現れました。状態が良かったので再利用へ。こうした再利用はコスト面だけでなく、廃材削減による環境配慮にもつながります。
また、コンクリート壁に貼られていたクロスをすべて剥がす作業も。これがなかなか大変で、職人総出でケレン作業(旧材を削ぎ落として下地を整える作業)を行い、ひたすら削り落としていきます。地味ながら根気のいる作業です。
リビング天井はボルト吊り構造で、上には他住戸のガス管も通っています。こうした「共有部分に近いインフラ」をどう扱うかはマンション工事の難所のひとつです。今回はこれを隠しつつ、新たに天井カセット型エアコンを設置するために、天井裏に空間を確保。設計と施工の知恵を出し合い、美しく納めました。
給排水も洗面と同じく床下を通すため、床を上げて配管を確保しました。マンションリノベーションでは床上げはほぼ必須となりますが、その分「遮音性アップ」「配線ルートの確保」という副次的なメリットもあります。

給排水・電気工事と打ち合わせ
床材も現場に搬入され、いよいよ床張りの準備。図面を見ながら大工さんと細かい打ち合わせを行いました。現場で「どう割り付けるか」「どのラインで揃えるか」を確認するのは、仕上がりに直結する重要なステップです。
今回は「置床工法」を採用。根太を外周に設置し、床を組んでいきます。施工性と精度を両立できる、現場に合った方法を選びました。置床工法は二重床とも呼ばれ、マンションリノベで一般的に採用される方式です。

ただ、ここで想定外の問題が発生。床の水平を取っていくと、端から端で約2cmもの高低差があり、そのままではコンセントと干渉してしまうのです。普通の壁なら移動も容易ですが、ここはコンクリートに埋め込まれているため簡単にはいきません。「さあどうする?」と現場の空気が一瞬ピリッと張り詰めました。
--職人--
それは、まさに“歴戦の猛者”。

職人さんたちは知恵を出し合い、まずは周囲を切り、コンクリートに穴を開けてコンセントの位置を上げることに。さらに穴を補修するため左官工事(壁や床をモルタルなどで塗り直す工事)を追加し、きれいに仕上げました。
この工程は今回の工事の中でも「指折りの難所」。ですが、経験豊富な職人さんの技術と柔軟な発想で、見事にクリアすることができました。
リフォーム・リノベーション工事には必ず「想定外」があります。その度に現場で頭をひねり、技術を駆使して解決していく。それこそが、現場の醍醐味であり、職人の真骨頂なのです。
内装仕上げ
床の下地が完成すると、LDK全体の雰囲気が一気に変わります。
今回は置床工法(※二重床工法とも呼ばれ、遮音性や配管スペースを確保できるため、マンションリノベでは一般的な施工方法)を採用し、4日ほどで床張りが完了しました。スピード感がありながらも精度の高い仕上がりは、やはり熟練の大工ならではです。

キッチンの下地もMクロス合板(※耐水性・防湿性に優れた合板で、キッチンや水まわりの下地材として最適)で仕上げました。これにより、耐久性がぐんと高まり、長期的に見ても安心できる仕様となります。
キッチンはスタジオドーナツさんデザインの特注家具。真っ白で清潔感があり、空間全体を引き締めています。
シンプルながらも、カウンターの高さや動線の取り方まで細かく計算されており、機能性とデザイン性が見事に両立。ガスコンロや大きなシンクとのバランスも絶妙で、料理が楽しくなるキッチンに仕上がりました。


天井も下地を組み終え、ボードを張り終えた後は塗装仕上げに。ビニールクロスにはないマットな質感が特徴で、光を柔らかく受け止めるため、空間に奥行きと落ち着きを生み出します。塗装ならではの表情が空間をより上品に演出してくれます。

床仕上げは、リビング部分は絨毯、キッチン部分は長尺塩ビシート(※長尺塩ビシートは病院や学校でも多用される床材で、耐久性が高く、防水性・耐薬品性にも優れるのが特徴)を採用しました。
絨毯は吸音性に優れ、落ち着いた居心地を実現。長尺塩ビシートは掃除のしやすさも抜群で、日常生活の中での利便性が格段に向上します。暮らしやすさとデザイン性の両立を考えた仕様です。
そして今回の目玉のひとつが、人気のガス乾燥機「乾太くん」。マンションリノベーションでは設置条件が厳しく、排気経路やガス配管の関係で諦めざるを得ないケースも多いのですが、今回は条件をクリア。無事に設置することができました。
ガスの力で一気に乾燥できるため、天日干しや電気式乾燥機に比べてスピードも仕上がりも段違いです。「もう洗濯物に困らない」とお施主様の満足度も非常に高く、暮らしの質が一段と上がったと言っていただけました。

完成後の様子
いよいよ完成です。
築50年以上の物件とは思えない完成度で、設計とお施主様のセンスが光り、現代的で居心地の良いリビングに仕上がりました。
白を基調としたシンプルなデザインに、ナチュラルな木の家具を配置。光が差し込む大きな窓と相まって、開放感と落ち着きを兼ね備えた上質な空間となっています。
寝室は無垢フローリングを施工し、天井や壁も塗装で仕上げました。
もともと押入だったスペースを撤去し、シンプルで広がりのある空間に再構築。無垢材のフローリングは調湿性に優れ、四季を通じて快適さを保ってくれるのも魅力です。
自然素材ならではの香りや質感は、帰宅したときの安心感にもつながります。2部屋とも白壁と木目で統一し、シンプルながらも温かみを感じられる仕上がりになりました。

まとめ
今回の工事は、設計事務所STUDIO DOUGHNUTS様のデザインを現場でどう実現するか、職人たちと知恵を出し合いながら進めた現場でした。
従来ではあまり使わない建材やディテールに挑戦し、多くの学びを得られたと感じています。特に、コンセントの位置調整のような突発的な難所に対しても、経験豊富な職人の柔軟な発想と確かな技術で見事にクリア。こうした積み重ねこそがリノベーションの真髄です。
築50年以上のマンションが、新築のような快適さと都会的なセンスを備えた住まいに生まれ変わり、お施主様にも大変ご満足いただけました。
「古いから無理」と思われがちな築古マンションも、残す工夫と新しい技術を組み合わせればここまで変わる。それを証明できた現場だったと思います。
T様、スタジオドーナツ様、この度は誠にありがとうございました。またぜひご一緒にお仕事をさせていただければ幸いです。
ニラスイホーム 担当:筒井

お家のことならお任せください!快適、安心、満足なリフォームをご提案いたします!
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