BLOG 外装工事|静岡県函南町平井M様邸
今回は規模の大きい外装工事をご紹介致します。
以前裏手に大きな建物が建っており、風の影響を受けていなかったのですが、
最近撤去され非常に風当たりが強くなりました。
外壁のモルタルもところどころひび割れ、周りから目立つため直したいとの事でした。
壁以外にも軒天や雨樋、破風・鼻隠しと呼ばれる屋根の端部の木の部分など、
劣化が著しい為全体的にキレイにし、また家と繋がっている小屋部分も
隙間があり害虫が侵入する為、こちらも改善ご希望です。
まずは隣接している小屋の解体からスタートします。
解体後は下地の補修を行いますが翌日になる為、ブルーシートを用いて
隙間から害虫や雨が入り込まないよう養生を行います。
小屋が埋め込まれていた部分の下地を補修し、防水シートを貼り込みました。
部分的な補修の場合はこの後モルタル等他の外壁材と同じ材質で仕上げますが、
今回は金属製のサイディングという壁材を全体的に貼っていくため、
小屋部分は一旦この作業でストップとなります。
足場の設置に邪魔になってしまう小屋の解体が終わった為、
足場設置の段取りを行います。お隣さんとの距離が近く、
足場が空中を越境する為ご許可を頂きます。
足場の設置が完了しました。
会社名が記載してある部分も風を通すメッシュ仕様になっており、
ある程度の強風でも影響は受けません。
足場が設置されたので、軒天の工事をスタートします。
古い和風の建物はベニアを軒天に使用している事が多く、
年数が経過すると湿気でめくれてきます。
なるべくお金が掛かりすぎない方法の、上から軒天を増して貼る工法で
今回は進めていきます。
軒天の増し貼りが進んできました。
軒天1枚は畳と同じぐらいの大きさですが、大工さんが地上でちょうどよい
大きさに加工し、1か所ずつ貼り進めていきます。
ひさし部分も最終的に金属で仕上げていきます。
そのままでは金属を貼っていく事ができない為、少し解体を行い、木で下地を形成していきます。
ひさし部分は規模が小さいので工事も簡単を思われがちですが、
細かい作業の方が手間が掛かることが多く、時間も多く取られます。
大工工事が完了した為、次は屋根の工事をスタートします。
駐車スペースに限りがあるケースがほとんどなので、順序だてて工程を組みます。
屋根は漆喰(しっくい)と呼ばれる接着部分が劣化して朽ちて
無くなってしまっているため、そちらを再度塗り直していきます。
漆喰を塗る作業が進んでいます。
外の工事は悪天候だと進めらない為、予め予備日を入れ込んで工程を組みます。
屋根を吹き替えるという選択肢もありましたが、金額が何百万単位で
高くなってしまうのが欠点です。
今回のお家は耐震補強済みで重さにも強い為、屋根に関しては補修程度で
あまりお金を掛けず、一番気になっている壁部分に金額のウエイトを置きました。
細かい部分も職人さんたちが体をかがめながら丁寧に漆喰を塗り進めていきます。
屋根の工事が完了しました。
いくつかの瓦が外れかかっていたので、全体的に接着を行い、耐久性アップを
図りました。
メインの壁の工事に入る前に、家に付帯しているインフラ系の外し作業を行います。
電気・水道・ガス関係の設備を一度壁から外し、仮で使用できるようにしておきます。
一番ボリュームのある板金工事が始まりました。
まずはひさし部分を金属で加工していきます。
壁を増して貼るのに邪魔になってくる、タイルなどを解体していきます。
壁に対して防水シートを新たに貼り進めていきます。
防水シートの貼り込みが進んできました。
実は家は外壁材ではなく、この防水シートで雨水の侵入を防いでいます。
防水シートだけでは切れてしまうと雨が侵入してしまうため、
保護と見た目を良くするため外壁材を貼ったり、塗ったりして仕上げます。
エアコンのダクトや電線などは出したままにしておかないと後々復旧できない為、その部分は避けて防水シートを貼り込んでいきます。
細部も丁寧に防水シートを切って加工しながら貼り込んでいきます。
防水シートの貼り込みが完了しました。
次に外壁材を打ち止めるための下地造りを行います。
下地は胴縁と呼ばれる木材を用いて、一定間隔で打ち付けていきます。
狭い部分は専用の部材を用いて、丁寧に納めていきます。
壁を増して仕上げる為、全体的に前に出てきます。
凹む部分がおかしくならないよう、こちらも専用の部材を用いて下地を作成していきます。
胴縁の打ち付けが進んできました。
だんだん気温も高くなってくる時期なので、職人さんもしっかりと休憩を取り、
熱中症対策をしつつ作業を行います。
ひさしの作業同様、細かい部分の方が時間と手間がかかります。
隣接しているサンルームとの取り合い部分が狭い為、加工をしっかり行い納めます。
足場の部材が固定されている箇所は、一次的に外して壁の下地を作成していきます。
胴縁の打ち付けが完了した為、壁の貼り込みを開始します。
外灯をや表札、インターフォンを付ける場所は、下地を入れておき
後々設置がしやすいように準備をしておきます。
今回ご選択頂いた外壁材はIG工業のシャドーラインという金属サイディングで、
こまめなメンテナンスが不要で、劣化しづらい外壁材となります。
お客様はご定年されたご夫婦で、今後跡を継ぐ方もいらっしゃらない為、
お二人が住まれている間家が持てば良いとの事です。
今回の工事で今後お二人がご存命の間にメンテナンスをする必要がなくなり、
安心してお過ごし頂けます。
角の部分はコーナー役物と呼ばれる専用の部材を用いて、納めていきます。
ひさしの工事同様、細かい部分は非常に加工に時間と手間が取られます。
外壁の貼り込みが完了しました。
この後は窓周りや屋根との取り合いなど、隙間を埋めるコーキング処理を行い、
完成へと向かいます。
仕上げ工事が終わり、足場の解体も完了し、工事が完成しました。
気になっていた外壁のヒビ割れ、瓦のズレ、木部の腐敗などが全て解消され、
とてもきれいに仕上がりました。
ニラスイホーム 担当:川
ご家族の皆様が快適に、そして楽しく生活できる事がゴールです。
旦那様、奥様、ご両親、お子様、ご家族全員の目線から考えた、皆様が幸せになれるリフォームを実現できるよう一生懸命お手伝いいたします。
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