BLOG 屋根カバー工事と同時に計画する太陽光発電・蓄電池設置│カナディアン・ソーラー5.9kW+ニチコン9.9kWh│約300万円

今回は、清水町的場にお住まいのI様邸で行った、太陽光発電システムと家庭用蓄電池の設置工事をご紹介します。 

【現場エリア】清水町 的場  
【施工内容】太陽光 蓄電池設置 
【施工期間】3日間 
【金額】約300万円 

I様は、以前にも工事をご依頼いただいたOB様です。
前回は、外壁塗装と屋根カバー工事を施工させていただきました。
 

今回の工事では、単純に屋根の上へ太陽光パネルを取り付けただけではありません。
 
まず足場を設置し、建物全体の高圧洗浄を行ったあと、屋根カバー工事、外壁塗装の順番で施工しました。その後、新しくなった屋根へ太陽光パネルを設置し、あわせて緊急時の電源確保にも役立つ家庭用蓄電池を設置しています。 

工事の順番としては、次のようになります。
 
足場設置 
高圧洗浄 
屋根カバー工事 
外壁塗装 
太陽光パネル設置 
蓄電池・パワーコンディショナ設置 
分電盤まわりの電気工事 
試運転・動作確認 

屋根、外壁、太陽光発電、蓄電池と、建物の外まわりから電気設備までをまとめて整えた工事です。
 
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太陽光パネル設置前
こちらは、太陽光パネルを設置する前のI様邸です。
 
外壁はブラウン系のサイディングで、屋根にはまだ太陽光パネルが載っていない状態でした。
 
I様邸では、まず建物のメンテナンスとして、外壁塗装と屋根カバー工事をご依頼いただきました。その工事計画にあわせて、太陽光発電と蓄電池についてもご相談をいただいています。 

太陽光発電を設置する場合、パネルを載せる屋根の状態は非常に重要です。
 
せっかく太陽光パネルを取り付けても、数年後に屋根の修理や葺き替えが必要になった場合、一度太陽光パネルを取り外し、屋根工事を行ったあとに再設置しなければなりません。 

当然、パネルの取り外しや再設置にも費用がかかります。
 
今回は、太陽光パネルを載せる前に屋根カバー工事を行っているため、新しくなった屋根の上へ太陽光パネルを設置できました。 
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屋根工事と太陽光発電を一緒に計画しました。 
 
屋根カバー工事と太陽光発電を同じ時期に施工する場合は、工事の順番をきちんと整理することが大切です。 
今回のI様邸では、先に屋根カバー工事と外壁塗装を完了させ、その後に太陽光パネルを設置しています。 

太陽光パネルを先に設置してしまうと、屋根材の施工範囲が狭くなったり、板金工事や塗装工事の邪魔になったりします。 
さらに、外壁へパワーコンディショナや配管を取り付けたあとに塗装を行うと、機器の裏側まで十分に塗装できない可能性もあります。 

今回は外装工事を先に完了させたことで、新しく塗装した外壁へパワーコンディショナを取り付け、新しく施工した屋根へ太陽光パネルを設置することができました。
 
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カナディアン・ソーラーの太陽光パネルを設置 
 
太陽光パネル設置後
屋根カバー工事と外壁塗装が完了したあと、屋根の形状や日当たりを確認しながら太陽光パネルを設置しました。 

今回採用した太陽光パネルは、カナディアン・ソーラーの「CS6.2-48TM」、1枚あたり455Wの太陽光モジュールです。
 
全部で13枚設置しているため、太陽光パネルの合計出力は5.915kWとなります。 
455W×13枚=5,915Wですので、約5.9kWの太陽光発電システムです。 
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カナディアン・ソーラー「CS6.2-48TM」の特徴 

カナディアン・ソーラーは、2001年にカナダで設立された太陽光発電メーカーです。住宅用の太陽光パネルだけでなく、大規模な太陽光発電設備や蓄電システムも世界各地で展開しています。
 
今回設置したCS6.2-48TMシリーズは、住宅屋根にも設置しやすい高出力タイプの太陽光モジュールです。 

メーカー資料では、同シリーズの出力帯は440Wから470Wで、モジュール変換効率は最大23.5%とされています。パネル1枚あたりの発電性能が高いため、設置できる屋根面積が限られている場合でも、まとまった発電容量を確保しやすい点が特徴です。
 

太陽光パネルは、ただ屋根いっぱいに並べればよいわけではありません。
 
屋根の棟、軒先、外周部との距離を確保しながら、周辺建物からの影、屋根の向き、配線経路、将来の点検スペースなども考慮して配置を決めます。 
I様邸では左右に分かれた屋根面を利用し、合計13枚のパネルを配置しました。 
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年間推定発電量は約8,370kWh 



太陽光発電を設置する前には、屋根に何枚のパネルを設置できるかだけではなく、年間でどの程度の発電量が見込めるのかをシミュレーションします。
 
今回の発電シミュレーションでは、年間推定発電量は約8,370kWhとなっています。 
月別では、日照時間が長くなる春から夏にかけて発電量が多くなり、日照時間が短くなる秋から冬は発電量が少なくなる想定です。 

ただし、シミュレーションの数値は、過去の日射量や設置条件などをもとに計算した目安です。
 
実際の発電量は、その年の天候、気温、周辺建物の影、パネル表面の汚れ、住宅での電気使用量などによって変化します。
 

シミュレーションどおりの電力量を必ず発電するというものではありませんが、太陽光発電を導入したあとの電気の使い方を考える材料になります
 
一般家庭の電気使用量は、暮らし方や季節によって異なりますが、全国平均では1日あたり約10.7kWhです。 
今回設置した9.9kWhの蓄電池は、一般家庭が1日に使用する電力量に近い容量ですが、実際に使用できる時間は蓄電池の残量や使用する家電製品によって変わります。 
 
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太陽光発電を設置するメリット 

太陽光発電の大きなメリットは、屋根の上で発電した電気を住宅内で使用できることです。
 
日中に太陽光パネルが発電している時間帯であれば、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビ、調理家電などに発電した電気を使用できます。 
発電した電気を家庭内で使用した分だけ、電力会社から購入する電気を抑えやすくなります。 

以前は、太陽光発電でつくった電気を売る「売電」を主な目的として設置するケースが多くありました。
 
現在は、発電した電気をなるべく自宅で使う「自家消費」を目的として、太陽光発電を検討される方も増えています。 
特に、日中もご家族が在宅している住宅や、エアコンを長時間使用する住宅、IHクッキングヒーターや電気給湯器を使用している住宅では、昼間の発電を活用しやすくなります。 

一方で、太陽光発電は夜間には発電できません。
 
雨や曇りの日は発電量が少なくなるため、太陽光発電だけですべての電気をまかなえるわけではありません。 
そこで今回のI様邸では、昼間に発電した電気をためて使えるように、家庭用蓄電池も設置しました。 
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蓄電池とパワーコンディショナの設置場所を確認 

パワコン設置前
こちらは、パワーコンディショナを設置する前の建物脇です。 
住宅と隣地の建物やブロック塀との間に通路がありますが、作業スペースには限りがあります。 

蓄電池やパワーコンディショナは、空いている場所であればどこにでも設置できるわけではありません。 
本体の寸法だけではなく、機器から壁までの離隔距離、扉を開けるためのスペース、点検時の作業スペース、配線経路、雨水の流れなどを確認する必要があります。 

また、パワーコンディショナは発電した電気を変換する際に熱を持つため、周囲に必要な空間を確保し、機器が適切に放熱できる位置へ設置します。
 
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ニチコンのトライブリッドパワーコンディショナを設置 
 
今回設置したパワーコンディショナは、ニチコンのトライブリッドパワーコンディショナ「ES-T5」です。 
太陽光パネルで発電する電気は直流ですが、住宅内の家電製品で使用する電気は交流です。 

パワーコンディショナには、太陽光パネルで発電した直流電力を、住宅で使用できる交流電力へ変換する役割があります。
 
さらに今回のトライブリッドパワーコンディショナは、太陽光発電と蓄電池の電気をまとめて制御します。 

パワコン設置後
外壁へ取り付けたパワーコンディショナです。 
今回は、外壁塗装を完了させたあとに設置しているため、機器の裏側を含めて外壁全体をきちんと塗装した状態で取り付けることができました。 
配線類はパワーコンディショナの下側にまとめ、屋外配線を保護する管の中へ納めています。 
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ニチコン「ESS-T5シリーズ」の特徴 
 
ニチコンのESS-T5シリーズは、太陽光発電、家庭用蓄電池、電気自動車の電池を一つのシステムで管理できるトライブリッド蓄電システムです。 
 
今回の工事では、太陽光発電と家庭用蓄電池を接続しています。 
現時点で電気自動車用のV2H設備まで設置したという意味ではありませんが、将来的に対応機器を追加することで、電気自動車との連携も検討できる構成です。 
 
※V2H設備とは、電気自動車やPHEVに蓄えた電気を住宅で使用できるようにする設備です。通常の充電器が住宅から車へ電気を送るだけなのに対し、V2Hは車と住宅の間で双方向に電気をやり取りできます。停電時の非常用電源として使えるほか、太陽光発電でつくった電気を電気自動車へため、夜間に住宅で使用するといった活用もできます。 
 
ESS-T5シリーズでは、太陽光発電で余った電気を蓄電池へためて自家消費を優先する「グリーンモード」と、余剰電力の売電を優先する「売電モード」を選べます。 
ご家庭の電気使用量や売電契約、季節による発電量の違いにあわせて、電気の使い方を設定できる点も特徴です。 
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9.9kWhの家庭用蓄電池を設置 


建物脇には、ニチコンの9.9kWh蓄電池ユニット「ES-DYL」を設置しました。
 

9.9kWhという数字は、蓄電池にためられる電力量の大きさを表しています。
 
ただし、実際に家庭内で使用できる電力量は、機器の制御、蓄電池を保護するために残す電力量、運転モード、停電時の設定などによって異なります。 

蓄電池本体は重量があるため、地面へ直接置くのではなく、専用の基礎を設け、その上へ固定しています。
 
ニチコンの公式仕様では、9.9kWhのES-DYLは屋内・屋外の両方に設置できる蓄電池ユニットで、防水・防塵性能はIP55とされています。 

蓄電池設置後
住宅の外壁とブロック塀の間に、蓄電池がきれいに納まりました。 
蓄電池は、本体が置けるかだけでなく、搬入経路、施工スペース、点検スペース、扉の開閉、配線経路なども確認したうえで設置位置を決めます。 

写真ではコンパクトに納まって見えますが、事前に現地寸法を確認し、施工や将来の点検ができる位置を選定しています。
 
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蓄電池を設置するメリット 
 
太陽光発電だけを設置した場合、昼間に発電した電気は、その時間に住宅内で使うか、余った分を電力会社へ売ることになります。 
家庭用蓄電池があれば、日中に余った電気を蓄電池へため、太陽光発電が少なくなる夕方や夜間に使うことができます。 

例えば、昼間は仕事や学校で留守にしていて、夕方以降に調理、入浴、洗濯、エアコンなどを使用するご家庭では、太陽光が発電する時間と電気を多く使う時間にずれがあります。
 
蓄電池を組み合わせることで、昼間につくった電気を夜まで持ち越しやすくなります。 

また、I様が蓄電池を設置した理由の一つが、停電などの緊急時への備えです。
 
停電時に蓄電池へ電気が残っていれば、住宅内の対象となる設備へ電気を供給できます。 
昼間で太陽光発電ができる状況であれば、太陽光パネルで発電した電気を家庭で使用したり、蓄電池へ充電したりすることもできます。 

ただし、蓄電池を設置すれば、停電時に住宅内のすべての家電を無制限に使えるわけではありません。
 
使用できる設備や時間は、蓄電池の残量、家電製品の消費電力、配線方法、システムの設定などによって変わります。 
停電時には、冷蔵庫、照明、携帯電話の充電、インターネット機器など、どの設備を優先して使用するかを考えておくことも大切です。 
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分電盤まわりの電気工事 

盤まわり工事前
こちらは、太陽光発電と蓄電池の工事を行う前の分電盤です。
 

太陽光パネルと蓄電池を屋外へ設置するだけでは、住宅内で電気を使用することはできません。
 
発電した電気や蓄電池から供給される電気を安全に住宅内へ送るため、既存分電盤の状況を確認し、必要な機器や配線を追加します。 

既存住宅の場合は、分電盤周辺に追加機器を取り付けるスペースがあるか、屋外からの配線をどこへ通すか、点検時に機器の扉を開けられるかといった確認も必要です。
 

盤まわり工事後
工事後は、既存分電盤の下に太陽光発電・蓄電池システムに必要な機器を設置し、その横へ室内リモコンを取り付けました。 
分電盤周辺へ機器をまとめることで、点検や操作もしやすい納まりになっています。 
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室内リモコンで電気の流れを確認できます 
 
リモコン
室内へ設置したニチコンのリモコンでは、太陽光発電の発電量、電力会社から購入している電気、蓄電池の充放電状態などを確認できます。 
写真を撮影した時点では、電力会社から1.2kWを買電し、太陽光発電は0.4kW、蓄電池は待機している状態が表示されています。(設置してすぐの写真なので少ないです) 
 
太陽光発電を設置しても、屋根の上を見ただけでは、現在どのくらい発電しているのかは分かりません。 
リモコンで電気の流れを確認できるため、太陽光の発電量だけでなく、住宅内でどの程度の電気を使っているかも把握しやすくなります。 

例えば、エアコン、電子レンジ、ドライヤーなどを使用した際に消費電力がどの程度増えるのかを確認できるため、日常の節電を考えるきっかけにもなります。
 
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清水町の補助制度を活用しました 
 
今回の太陽光発電・蓄電池設置工事では、清水町の補助制度についても申請を行いました。 
補助金額は記事内では掲載しませんが、利用できる制度を確認し、必要な申請手続きを進めています。
 
太陽光発電や家庭用蓄電池の補助制度は、国、都道府県、市区町村などで実施されることがあります。 
ただし、対象となる設備、補助金額、申請期間、予算、工事着工前の申請が必要かどうかなどは、年度や自治体によって異なります。 
前年度に制度があったからといって、次年度も同じ内容で利用できるとは限りません。 

また、予算の上限に達すると受付が終了する場合もあるため、補助制度を利用したい場合は、工事契約や着工前に確認しておくことが大切です。
 
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外装工事から太陽光発電・蓄電池まで施工が完了しました 

パネル設置後
すべての工事が完了したI様邸です。 
施工前のブラウン系の外観から、グレーを基調とした落ち着いた外観へ変わりました。 

新しく施工した屋根には、カナディアン・ソーラーの455W太陽光パネルを13枚設置し、合計5.915kWの太陽光発電システムとなっています。 
建物の外部には、ニチコンのトライブリッドパワーコンディショナES-T5と、9.9kWhの蓄電池ユニットES-DYLを設置しました。 

室内には、発電量や買電量、蓄電池の状態を確認できるリモコンと、システムに必要な電気設備を設置しています。
 

今回の工事では、足場の設置から高圧洗浄、屋根カバー工事、外壁塗装、太陽光発電、家庭用蓄電池の設置までを順番に進めました。
 
屋根や外壁のメンテナンスと太陽光発電を同時期に計画することで、工事の順番を整理し、新しくなった屋根と外壁へ設備を納めることができました。 

太陽光発電を検討しているものの、屋根の傷みも気になっているという場合は、太陽光パネルだけを先に載せるのではなく、屋根の点検やメンテナンスも含めて計画することをおすすめします。
 

I様、このたびは外壁塗装・屋根カバー工事に続き、太陽光発電・蓄電池設置工事もお任せいただき、ありがとうございました。
 

ニラスイホーム 担当:筒井

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