BLOG 祖父母から受け継いだ実家を1,170万円でフルリフォーム│三島市


キッチン
トイレ
皆様こんにちは。 
今回は一部水回りと内装、及び外装の工事の施工事例をご紹介いたします。

【現場エリア】三島市大場 
【施工内容】改修工事 
【施工期間】2か月程度 
【金額】1,170万円(税込)
 
実は本物件のお施主様は私の前職の部下で、ご実家の敷地内に祖父母が住んでいた物件があり、そちらが空いたのでリフォームして引っ越したいという内容です。
 
現在は我々のエリア外にお住まいですが、該当物件は当店から10分程度とまさにエリアど真ん中につき、問題なくお手伝いできる立地です。 
お施主様は二人の未就学児のお子さんを持つママですが、お子さんが進級するタイミングでのリフォームを考えており、ご相談は数年前から頂いておりました。 
前職ではとても優秀な部下として活躍してくれており、転職後はお会いする機会はなかったものの良好な関係を築けていた為気軽に連絡をもらえました。 
お施主様としては祖父母の家という事で物件への愛着もあり、また同敷地内にご両親もお住まいになられている事から子育ても安心して行えます。 
職場へのアクセスも非常に良くなり、慣れ親しんだ土地なので違和感は全くありません。
 
物件は増築をしたり浴室がリフォーム済みだったりと所々手はつけていたものの、一切手つかずの箇所も多く、以前ご相談を頂いた際に絶対に手を付けなければならない箇所や、ざっくりの概算金額はお伝えできていたのでしっかりと準備に時間を使う事ができました。 
室内の工事は一度もリフォームしていないキッチン、故障している2Fのトイレと手洗い場、そして悪くなっている2Fの廊下と居住スペースの最低限の内装に手を付けます。
 
一番の問題は外装のため、絶対にやらなければならない外装工事をベースに、室内の不要なところは間引いて予算に近づけました。 
外装は地震での倒壊が心配な為重い陶器の日本瓦の葺き替え、雨漏りをしているベランダ部分の防水、壁からの雨漏りが疑われる大きなヒビがはいっている壁の補修、飛来物が激突したのか雨漏りでやられたのか崩れ落ちている壁のヘリ補修、そして錆でボロボロになっているいつ崩れてもおかしくないベランダ手すりの入れ替えが必須です。
 
外の工事はご不在でも進める事ができますが、室内の工事は住みながらですと効率が落ちる為、お引っ越し前に室内の工事先を終わらせ、引っ越した後も効率は変わらない外の工事を二期工事として段取りしました。

キッチン
キッチン
キッチンは当物件を建てた時に設置されたもので、とても年季を感じます。
物件自体築年数は40年以上で、
当時のキッチンはブロックキッチンと呼ばれるバラバラの箱が置かれているだけの仕様でした。 
流し台、調理台、コンロ台が全て別々でそれぞれの隙間に物が落ちて汚れやすく、コンロも台の上に置かれているだけで、調理中に飛び散った食材が全て隙間に入ってしまいます。
 
また、箱自体も木製なので湿気で腐敗しやすく配管も結露したりして衛生面も非常に悪く、私も大の苦手な黒い生物(G)が生息するのに非常に適した環境が作られてしまいます。 
現代のキッチンはシステムキッチンで蛇口やコンロなどが基本的に一体化する造りになっており、お掃除もとてもしやすいです。

キッチン 作り付けの棚
キッチン 作り付けの棚
急こう配の階段
キッチン内には作りつけられた戸棚が存在しており、昔のものなので非常に使い勝手が悪いです。 
キッチンの床も一度リフォームしていたようですが、表面が所々はがれてささくれている為小さなお子さんがいる家庭では非常に危険です。
 
お子さんが小さくまた2Fへつながる階段が昔ながらの急勾配という事もあり、寝食は基本1Fで行う為キッチンは天井や壁のクロス貼りなども含めて内装工事を行う流れとなりました。
こういった作り付けの戸だなは解体すると
隣接している天井や壁も傷つけてしまいますが、内装工事でキレイに化粧ができる為このタイミングでの解体を提案させて頂きました。

ブレーカー
ブレーカー
1Fの寝室として使う予定の和室は大きく手を付けませんが、昔の家ならではのエアコンがない部屋が多い為、外装の部屋にはエアコンが新設できるようコンセントを増設します。 
エアコンは電力を多く使用するものなのでブレーカーに専用回路を設ける必要がございますが、現状のブレーカーは非常に古くまた既に4つ口の回路を増設している状態です。 
この状態で2つ以上の専用回路を増設しようとすると更に箱を増やすことになり、見栄え的にタコ足回線のようになってしまいます。 
ブレーカー自体も古くなっている為、総回路数が多いブレーカーに取り替える事を提案させて頂いました。

トイレ 照明
トイレ
トイレ 便器
トイレ
2Fのトイレは普段1Fメインの生活なので使う機会は少ないものの、壊れて使用ができない状態なので今回のタイミングでリフォームします。 
朝のせわしない時間帯に1ヶ所埋まっていると不便であり、また万が一1Fのトイレにトラブルが発生すると生活が出来なくなってしまう為、リスク回避の意味も含んでいます。
 
昔ながらの造りなのでタイルが壁の半分まで張られており、床も水回りと相性のあまりよくない板張りの為、天井と壁はクロス、床はクッションフロアで仕上げていきます。 
また照明も昔ながらの機器になっており故障すると交換が簡単にできないタイプなので、今回引掛けシーリングに変換した上で照明も交換予定です。

洗面台
2Fトイレの横にある洗面台も古い為今回交換します。 
使用頻度は低い為可能な限り安価なものをご提案いたしました。

2階廊下
2F廊下の床は写真のように汚れが目立ちますが、実は状態も悪く上に乗ると沈んでしまいます。 
幸いな事に各部屋への敷居が上がっている為、フローリングを上貼りして補強をしつつ化粧していきます。 
フローリング自体は1.2cmほど厚みがある為敷居が低いと上貼りした床の方が高くなってしまいますが、今回敷居自体がフローリングの厚みより高い為支障なく納められます。

キッチン 解体
キッチン 解体
室内工事がスタートしました。 
まずはキッチン回りの解体から始めていきます。吊戸棚の扉を外していき可能な限りコンパクトにまとめていきます。 

壁の下地
壁の下地
作り付けの戸棚も解体していきます。 
既製品の食器棚基本的に部屋が仕上がった後最後に設置していきますが、作り付けの棚は大工さんが造作するので仕上げの前に作っていきます。 
その為見えない部分が写真のように穴が空いている事も多いです。 
まずはその空間の中にある解体できるものを全て解体していき、後工程で大工さんが入るので穴を塞いだり下地を入れたりします。
 
昔の換気扇はプロペラ式なので写真のように四角く穴が空いていますが、現代のレンジフードは150Φと呼ばれる直径15cmのアルミダクトで配管する為、現状では穴のサイズが合致しません。 
後々レンジフードが設置できるようこのタイミングで穴の加工を行っておきます。

キッチン 床
キッチン 改修中
キッチン 改修中
キッチンのお湯や水の配管を行っています。 
築年数が経過しているお家なのでお湯と水の給水管が全て鉄管になっています。
鉄管は経年劣化で錆びていくため
茶色い水が出たり、また寒さで凍ると薄くなっている部分が破裂して漏水する恐れもございます。 
今回のタイミングで家の給水、給湯管を現代の建築物で使用されている樹脂のポリブデン管に入替えていきます。
 
給水管を入替えると表現しておりますが、実際は既に配管されている給水給湯管を取り除く事はできない為、一度切り離して新しく配管し直します。 
配管は家を建てる時に床や壁を造る前に各所へ配っておき、床や壁が出来上がったら接続していく工法をとります。 
その為、既に床や壁が出来上がっている現状では取り除く事が不可能です。 
1Fは床下から配管できるケースも多いですが、特に2Fへは隠蔽しながら配管を通すのが非常に難しいです。 
今回キッチン内は天井、壁、床の内装工事を行い最終的に化粧をする為、壁や床を開口して配管を通していきます。

トイレ解体
トイレ解体
2Fトイレの解体と配管を行っています。 
リフォーム工事は既存があるのでだいたいのケースで解体を伴います。 
解体の範囲が広ければ広いほど解体する手間賃が上がり、処分する解体材も多くなり合わせて費用が高くなります。 
その為解体範囲を最小限に留めつつ工事を行う事で、費用を抑える事が可能です。 

冒頭でも申し上げましたが今回外装工事がマストなので、
室内工事は可能な限り予算を抑えたかった背景がございます。 
特に2Fトイレは工事をしたいものの使用頻度は低い為削りたいパートでした。 
ご提案させて頂いた工法は出っ張っているタイル部分と悪くなっていた床は解体し、クロスの貼れない砂壁に解体した部分の面を合わせ、クロスが張れる下地材を全体的に貼っていくというものです。 
この方法であれば解体するのは下半分で済むので、範囲を狭めて安くする事が可能です。

洗面台撤去
洗面台撤去
2Fトイレ横の廊下にあった洗面台も撤去し、下の階からお湯と水の新規の配管を持ってきました。 

作業加工台

続いて大工工事に入っていきます。 
目的は主に配線や配管工事の際に開けた穴や、解体して天井や壁がなかった部分の塞ぎ、そしてキッチンの吊戸棚など裏側に下地が必要な部分の補強、フローリングなど表面が化粧材になっている木材の納めとなります。
 
大工工事は下地材や化粧材の加工が必要になる為加工台を設置しますが、可能な限り納める現場と近い方が当たり前ですが好ましいです。 
今回はそのスペースが捻出できる為周りが汚れないようにしっかり養生し、室内で加工を行っていきます。

キッチン下地完成
キッチン下地完成
キッチン各所の下地補修、造作が完了しました。 
キッチンの壁は元々しっくいのような塗り壁になっており、そのまま上にクロスを貼る事ができません。 
かといって解体して張り替えると先述の通り解体手間と解体材の運搬、処分に費用が掛かってきてしまいます。 
その為今回は薄いクロスが張れるベニヤ板を上から張っていき、クロス下地を造作しました。
 
薄いベニアであれば窓枠より飛び出る事もなく、キレイに納める事が可能です。 
吊戸棚が設置されるキッチン上部は厚いベニアで納めています。 
吊戸棚は後ろの壁で吊っている為、ここが薄いベニアだったり吊る力のない石膏ボードだと落下してしまう為、適切な材料を使用します。
換気扇の穴もしっかりと加工して余計な部分は塞ぎ、キッチンが設置できるように下準備を行っています。
 

クロス工事
クロス工事
大工工事が完了した後はクロス工事に入っていきます。 
クロスの工事は新規と呼ばれる写真のようにクロスが張られていない下地からか、そもそものクロスを剥がす張替えとで当然金額が変わってきます。 
当然剥がすことが一番最初に行う行為で、その後継ぎ目などをなだらかにするためパテを打って下地処理を行います。 
この下地処理がうまくいかないとクロスが凸凹したり、段差ができたりして仕上がりが悪くなります。 
パテも乾くまで時間がかかりまた複数種類を状態に合わせて打ち分けていきます。 

現状当物件には誰も住んでおらず期日までに終わらせられれば良い状態で、
3月はクロス屋さんは賃貸物件の退去後のリフレッシュ工事で大変大忙しの為、剥がせる部屋とパテ打ちを他の現場の合間で先行して行っていき効率よく工事を進めています。

クロス貼り
クロス貼り
クロス貼り
クロス貼り
クロス貼り
クロス貼り
寒いと特にクロスがはがれにくい為灯油で動くヒートガンと呼ばれる温風が出てくる機械で温めつつ、クロスを剥がれやすい状態にして剥がしていきます。 
リフォームが必要なお家は当然古く、また断熱材も少なく工事個所では暖房が効いていない為、冬場は猛烈に寒いです。 
その為クロス屋さんがこのヒートガンを使用していると担当は暖を取る為にこの付近に集まりがちです(笑)
 
キッチンの床は大工さんでフローリングを張替えて仕上げているので、傷が付かないようしっかりと養生した上で作業を行います。 
クロスはまずは天井を貼り、その後壁を貼って仕上げていきます。

トラック 荷台
キッチン 納品
キッチン 組み立て
キッチン納品
キッチン組み立て
キッチンの組立てを行っています。 
キッチンは天板こそ一枚物ですがその他はほとんどがバラバラの部品として構成されており、それらを熟練の職人さんたちがつなぎ合わせて組み立てていきます。 
また部品の数も相当数ある為運んできたものを仮置きる場所も必要になります。 

今回外の駐車場に近いリビングの隣にキッチンがある為、
リビングの掃出し窓から中に入れ込みリビングに仮置きし、キッチンに運び入れて組立て作業を行っています。 
その日に終わらせないといけない職人さんたちは知恵を絞って現場ごとの最適な方法を考えて施工していきます。

キッチン完成
キッチンの組立てが完了しました。 
今回ご採用頂いたキッチンはタカラスタンダードのエーデルで、ホーローを使用しているモデルの中では一番お買い求めしやすいタイプとなっております。
 
キッチンを選ぶ際はショールームにご来場頂いた選定するのですが、たまたま現在お住いの地域にタカラスタンダードのショールームがあり、現場に近いところまで来る必要がなかったので幸運でした。 
ホーローは汚れやにおいに非常に強く、木製に比べ圧倒的に劣化しづらい事が特徴です。 
お引越しまではまだしばらく時間がございますが、早く使って頂けることが楽しみです。

キッチン完成

生も剥がして張り替えた床もきれいに仕上がっており、キッチンの工事は完了となります。 
食洗器もしっかりと新設しており、便利に家事をこなせそうです。 

ブレーカー交換後
ブレーカーも回路が多いものに交換済みです。 
エアコンのコンセントと食洗器は電力が強い為、専用回路を引く必要がございます。 
昔の家は電気器具が少なかったこともありコンセントも少なく、分電盤の回路も非常に数少なかったです。 
現代は電気を使う器具が非常に増えている事もあり、回路が多いブレーカーが登場している為今回は現代に則した回線があるものに交換済みです。

外装工事ビフォー
中の工事が完了したので外装工事に移っていきます。 
今回2か月という長い期間の工事で、工事中にお客様がお引越しされる予定でした。 
中の工事はご不在時に行った方が効率が良く、外の工事は住みながらでも行えるためこのような工程を組ませて頂きました。 
お風呂など中は少しリフォーム済みの部分がありましたが、外の工事は手つかずで相当劣化が進んでいました。 
重い瓦屋根の葺き替えなど高額になる工事もあり、全体費用の7割程度を外装工事が占めていました。

窓 
窓
外装リフォームというと、「塗装」や「仕上がりの見た目」に目がいきがちですが、実は最も重要なのはその前段階である準備工事です。 
どんなに高品質な塗料や材料を使っても、下地処理や準備が不十分であれば、数年で不具合が出ることも珍しくありません。 
今回は、実際の現場写真をもとに、外装リフォームの準備工事がどのように行われているのか、そしてなぜそれが重要なのかを詳しく解説していきます。 
 
現場の現状確認|見た目以上に劣化は進んでいる 
今回の住宅は、一見するとまだ使えそうに見える外観ですが、細部を見ると様々な劣化症状が確認できました。 
・木部(戸袋・窓枠)の塗装剥がれ 
・鉄部(手すり・庇)のサビ 
・外壁の細かなクラック 
・ベランダ床の防水劣化 
特に木部は紫外線や雨の影響を直接受けるため、塗膜が完全に劣化し、素地が露出している状態でした。このまま放置すると腐食が進み、交換が必要になる可能性もあります。 
 
ベランダの状態確認
ベランダの状態確認
今回の現場で特に重要だったのが、ベランダの状態です。 
床面には色あせや摩耗が見られ、さらに排水口周辺にはサビや劣化が進行していました。これは防水層が弱っているサインです。 
実際の作業では、職人が細かくチェックを行いながら、 
・浮きや剥がれの確認 
・水の流れ(勾配)の確認 
・劣化箇所のマーキング 
といった作業を丁寧に進めていきます。 
この工程を省いてしまうと、施工後に「水が溜まる」「雨漏りする」といった重大なトラブルにつながる可能性があります。

屋根
既存の瓦屋根から新しい屋根材へと一新する「葺き替え工事」の様子を、工程ごとに詳しくご紹介します。実際の現場写真をもとに、工事の流れやポイント、職人のこだわり、安全対策まで、できるだけリアルにお伝えしていきます。 
今回の住宅は、築年数が経過したことで屋根の劣化が進行しており、以下のような症状が見られました。

瓦のズレや浮き 
漆喰の劣化・剥がれ 
防水性能の低下 
雨漏りのリスク増大 
地震による倒壊リスク 

これらを総合的に判断し、「部分補修」ではなく、
屋根全体を新しくする「葺き替え工事」を選択しました。

屋根 ブルーシート
屋根 ブルーシート
屋根 ブルーシート
古い瓦を一枚ずつ丁寧に撤去していきます。 
瓦の下には土や葺き土が敷かれている場合もあり、想像以上に重量があります。
この工程では、
 

建物への負担軽減 
廃材の適切な分別 
下地を傷めない丁寧な撤去 

が重要になります。
 
既存の野地板の状態をチェックし、必要に応じて補修・増し張りを行います。 
劣化や腐食がある場合は、新しい構造用合板を施工し、強度と耐久性を向上させます。この工程は見えなくなる部分ですが、屋根の寿命を大きく左右する非常に重要なポイントです。 
天候リスクに備え、作業途中ではブルーシートで屋根全体を覆います。 
写真でも確認できるように、しっかりと木材で押さえ、風で飛ばされないよう固定しています。 
このひと手間が、急な雨から建物を守る重要な役割を果たします。

屋根 防水シート
屋根 防水シート
下地の上に、防水シートを敷いていきます。 
今回使用したのは耐久性の高い改質アスファルトルーフィングで、万が一屋根材の隙間から水が侵入しても、このシートがしっかりと建物内部を守ります。 
重ね幅や施工方向など、細かいルールを守ることで防水性能が最大限に発揮されます。

屋根瓦を敷く準備
屋根瓦を敷く準備

防水層の上に、新しい屋根材を施工していきます。 
今回は軽量で耐震性に優れた屋根材を採用。 
従来の瓦に比べて建物への負担が軽減され、地震時の安全性も向上します。 

施工時は、
 
軒先から順に正確に配置 
ビスや釘の適切な固定 
通気や排水を考慮した設計 
を意識しながら、丁寧に仕上げていきます。
 
屋根の頂点部分である「棟」には、専用の板金を取り付けます。 
内部には貫板を設置し、その上から板金を被せて固定。 
風の影響を受けやすい部分のため、特に強度と防水性が求められます。 
さらに、細部の納まりや見た目の美しさにもこだわりながら、最終仕上げを行います。

外壁工事
外壁
外壁

屋根の工事が完了しましたので、続いて壁の工事に入ります。 
リフォームは上から下、奥から手前が基本で、外の工事も同様です。 
見た目では分かりにくいですが、外壁の中では想像以上に深刻な劣化が進行しているケースが多く、今回の現場もまさにその典型でした。 
軒先や開口部まわりのモルタルが浮いていたり一部が崩れている状態でした。
 
特にベランダ下の部分はモルタルが欠落しており、中の木下地が露出しています。 
さらによく見ると、木部が黒ずみ、繊維がボロボロになっている状態。 
これは雨水の侵入による腐食が進行しているサインです。 
モルタル外壁は表面がしっかりしていても、一度水が入り込むと内部の木材から劣化していきます。 
今回もまさにそのパターンで、長年の雨掛かりや防水の劣化によって、下地が完全に傷んでいました。 
まずは劣化しているモルタル部分を慎重に撤去していきます。 
この作業は非常に重要で、中途半端に残すと後々の剥離の原因になります。 
撤去後の状態を見ると、想像以上に腐食が進行しており、木下地は指で押すだけで崩れるレベル。 
ここまで来ると補修ではなく「交換」が必須です。
 
傷んだ木材をすべて撤去し、新しい木下地を組み直していきます。 
この工程は仕上がりを左右する非常に重要なポイントです。 
ポイントは以下の通り: 

既存構造との取り合いをしっかり確認  
水が溜まらないような納まりに調整  
防腐・防蟻対策も考慮  

今回の現場では、軒先部分ということもあり、
特に水の影響を受けやすい箇所でした。 
そのため、単純な交換ではなく「今後傷みにくい構造」を意識して施工しています。

壁の下地調整
外壁 補修
軒下
外壁の下地調整
外壁の補修
外壁工事
■ 下地調整と補強 
木下地の交換後は、モルタルを塗るための下地を整えていきます。
ラスカット材設置  
防水紙の施工  
既存面との段差調整  

また、クラックが入りやすい箇所には補強も施しています。
 
この一手間で、将来的なひび割れリスクを大きく減らすことができます。 
軒天部分も確認したところ、大きな損傷はありませんでしたが、ジョイント部分や細かなひび割れが見られたため、補修と下地調整を実施。 
このタイミングで点検しておくことで、後々のトラブルを未然に防ぎます。 
補修後は、欠損していた部分もきれいに復旧され、見た目だけでなく構造的にも安心できる状態になりました。
 
特に大きかったのは: 
腐食していた木下地の完全交換  
防水性能の回復  
外観の改善  
見た目以上に「中身」がしっかりした工事になっています。 

モルタル補修
モルタル補修
モルタル補修
モルタル補修
モルタル補修
モルタル補修
大工工事が完了した後は、外壁のモルタル補修作業へと移行していきます。 
今回の現場は既存がリシン系の吹付仕上げのため、単純にモルタルで埋めるだけでは仕上がりに違和感が出てしまいます。 
補修跡をできるだけ目立たせないためには、下地づくりと仕上げのパターン付け精度が非常に重要になってきます。

まずは補修箇所の下地処理から。 
既存の外壁を確認すると、経年劣化による細かなクラックや、表面の脆弱化している部分が見られました。 
そのまま上から施工してしまうと剥離の原因になるため、浮いている部分や弱っている層はしっかりと除去していきます。 
清掃後は吸い込みムラを防ぐために下地調整材を塗布し、モルタルとの密着性を高めます。このひと手間を入れるかどうかで、後々の耐久性が大きく変わってきます。 

その後、モルタルの充填作業へ。 
開口部の補修跡や広範囲の部分は一度で厚塗りせず、数回に分けて施工していきます。
急いで厚く塗ってしまうと、
乾燥収縮によるひび割れのリスクが高くなるため、あえて手間をかけて丁寧に進めていきます。 
コテで押さえながら、既存面との段差をなくすように調整。 
写真でも分かるように、面ごとに均一になるよう何度も確認しながら仕上げていきます。 
この段階での精度が、そのまま最終仕上がりに直結します。 
また、サッシ周りや入隅・出隅といった細かい部分も重要なポイントです。 
特にコーナー部は動きが出やすく、ひび割れが発生しやすい箇所なので、密着を意識しながら慎重に施工していきます。 
こうした細部の積み重ねが、長持ちする外壁につながります。 
ある程度モルタルが硬化してきたタイミングで、既存のリシン模様に合わせたパターン付けを行います。 
今回は周囲の質感に合わせて、コテや刷毛を使いながら軽く叩き、自然な凹凸を再現しています。ここで違和感が出ると、塗装後でも補修跡が浮いて見えてしまうため、特に神経を使う工程です。 
すべての補修が完了した後、全体のバランスをチェック。 
現状は補修部分と既存部分で色の違いがはっきりと出ていますが、これはあくまで下地の状態。この後の塗装工程でしっかりと仕上げていきます。
 
モルタル補修は一見地味な作業ですが、仕上がりの美しさや耐久性を左右する非常に重要な工程です。 
「塗装で隠す」のではなく、「塗装後に違和感が出ない状態をつくる」ことが職人としての腕の見せどころでもあります。

窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
窓周りの防水工事

窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
窓周りの防水工事
今回は窓周りの防水工事(シーリングの増し打ち)を行いました。 
窓サッシまわりは、外壁の中でも特に雨水の侵入リスクが高い箇所です。
 
まずは施工箇所の清掃を行い、汚れやホコリをしっかり除去。 
その後、マスキングテープで周囲を丁寧に養生し、仕上がりのラインを整えます。 
今回のようにサッシまわりは細かい部分が多いため、養生の精度が仕上がりに大きく影響します。 
次にプライマーを塗布し、既存シーリングおよび下地との密着性を高めます。 
この工程を省略すると、後々の剥離や不具合につながるため、見えない部分こそしっかり施工していきます。

その後、新しいシーリング材を既存の上から充填していきます。 
隙間をしっかり埋めながら、空気が入らないよう均一に打ち込むことがポイントです。充填後はヘラで丁寧に押さえ、表面を平滑に仕上げていきます。 
今回の施工により、サッシまわりの防水ラインがしっかりと確保され、雨水の侵入リスクを軽減することができました。 
見た目もスッキリと整い、安心してお使いいただける状態になっています。

外壁 洗浄
外壁 洗浄
外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装
屋根塗装
屋根塗装
屋根塗装
外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装
外壁塗装
外壁養生
外壁塗装
外壁塗装
外壁洗浄
続いて外壁と屋根の部分塗装をご紹介していきます。 
経年劣化による外壁の色あせや汚れ、そして屋根の防水性能の低下が見られる状態でした。
外壁はチョーキング(触ると白い粉が付く状態)
が発生しており、塗膜の防水機能が落ちているサインがはっきりと出ていました。
 
また、屋根もコケや汚れが蓄積し、塗装の保護機能が弱まっている状況でした。 
塗装工事で最も重要なのは、実は「塗る前の工程」です。 
高圧洗浄で外壁・屋根に付着した汚れや旧塗膜の劣化部分をしっかり洗い流します。 
この工程を丁寧に行うことで、塗料の密着性が大きく変わります。
 
外壁は下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げています。 
下塗りでは、既存の下地と新しい塗料をしっかり密着させる役割があります。 
これを疎かにすると、どれだけ良い塗料を使っても長持ちしません。 
中塗り・上塗りでは、塗膜の厚みを確保しながら均一に仕上げていきます。 
今回の外壁カラーはやわらかいクリーム系で、施工前と比べて明るく清潔感のある印象に生まれ変わりました。 
屋根は特に紫外線や雨風の影響を強く受けるため、しっかりとした塗膜形成が必要です。
 
まずは下地調整後、専用の下塗り材を塗布し、その後に中塗り・上塗りを行いました。塗り替え前は色あせや汚れが目立っていましたが、施工後は深みのあるグリーンで艶のある仕上がりになっています。 
また、縁切り部材の確認も行い、雨水の逃げ道を確保しているため、内部への水の侵入リスクも抑えています。
 
雨樋や破風板、木部などの付帯部も丁寧に塗装しています。 
特に木部は劣化が進みやすいため、下地処理を入念に行い、耐久性を意識した仕上げにしています。細部までしっかり仕上げることで、建物全体の美観がぐっと引き締まります。 
全体として、外壁・屋根ともに見違えるほど美しくなりました。 
単に見た目が良くなるだけでなく、防水性・耐久性も回復しているため、これから長く安心してお住まいいただける状態です。 
外壁塗装は「見た目を整える工事」と思われがちですが、実際には建物を守るための重要なメンテナンスです。 
適切な時期に、適切な施工を行うことで、建物の寿命は大きく変わります。

周り縁(まわりぶち)」の塗装
周り縁(まわりぶち)」の塗装
周り縁(まわりぶち)」の塗装
周り縁(まわりぶち)」の塗装
周り縁(まわりぶち)」の塗装
外の塗装工事の合間に「周り縁(まわりぶち)」の塗装作業を行いました。 
塗装職人さんは元々外壁塗装時に入る予定でしたが、中の工事で一部塗装が必要な箇所があり、外壁塗装とタイミングを合わせました。 
合わせる事で職人さんの手間が減り同時に費用も減らせる為こういった工夫をしております。
 
周り縁とは、壁と天井の境目に取り付けられている部材で、部屋全体の印象を引き締める大事なポイントです。 
普段あまり意識されない部分ですが、ここがキレイに仕上がるだけで空間の見え方が一気に変わります。 
塗装前には、まずしっかりと下地処理を行います。 

今回は以下の作業を実施しました:
 
細かい傷や凹凸を均す  
塗料の密着性を高めるための足付け 
 
写真のように、手作業で丁寧に磨いていくことで、仕上がりに大きな差が出ます。 
この工程を省いてしまうと、塗料が剥がれやすくなったり、ムラが目立ったりする原因になります。 

室内塗装では、周囲を汚さないための養生も欠かせません。 
壁や天井との境目  
建具(ドアや窓枠)  
コンセントや設備周り  
細かい部分までしっかりと保護してから塗装に入ります。 

装後は、周り縁の色がはっきりと際立ち、空間全体が引き締まりました。
 
天井と壁の境界がくっきり  
木部の質感がよみがえる  
部屋全体にメリハリが出る  
ちょっとした部分の塗装ですが、ここまで印象が変わるのは驚きです。 

周り縁の塗装は、
 
見た目の印象アップ  
木部の保護  
室内の雰囲気づくり  
といったメリットがあります。 

「壁や天井はまだキレイだけど、なんとなく古く見える…」
 
そんなときは、周り縁の塗装を見直すのもおすすめです。

ベランダ防水工事
ベランダ防水工事
ベランダ防水工事
ベランダ防水工事
ベランダ防水工事
ベランダ防水工事
ベランダ防水工事
ベランダ防水工事
ベランダ防水工事

続いてベランダ防水工事を行いましたので、その施工の様子を詳しくご紹介いたします。
ベランダは屋根と同じように日々雨風や
紫外線の影響を受け続ける場所であり、住宅の中でも特に劣化が進みやすい箇所のひとつです。
見た目には大きな異常がなくても、
防水層の機能が低下しているケースは少なくありません。 

今回の現場でも、表面には細かいひび割れや汚れの付着が見られ、防水性能が落ちてきている状態でした。
このまま放置すると雨水が浸入し、
下地の腐食や雨漏りにつながる恐れがあるため、早めの防水工事を行うことになりました。 
 
まずは施工の基本となる下地処理から行います。 
既存の表面には長年の使用による汚れや劣化した塗膜が残っているため、これらをしっかりと除去していきます。 
この作業を丁寧に行うことで、その後に塗布する材料の密着性が大きく向上します。 

防水工事は仕上げ材ばかりに目がいきがちですが、実はこの下地処理が最も重要な工程と言っても過言ではありません。 
ここで手を抜いてしまうと、どれだけ良い材料を使っても剥がれや膨れといった不具合の原因になってしまいます。 
 
下地が整った後は、プライマーを塗布していきます。 
プライマーは下地と防水材をしっかりと密着させるための接着剤のような役割を持っており、防水層の耐久性を左右する重要な工程です。 
ローラーを使って均一に塗り広げ、塗りムラや塗り残しが出ないよう慎重に施工していきます。プライマーがしっかり乾燥したことを確認してから、いよいよ防水材の施工に入ります。 
 
今回採用したのはウレタン防水です。液体状の材料を使用するため、継ぎ目のないシームレスな防水層を形成できるのが特徴で、ベランダのような複雑な形状にも適しています。 
まずは1層目を流し込みながら塗り広げ、厚みを均一に確保していきます。 
このとき気泡が入らないよう注意しながら、ゆっくり丁寧に施工することが仕上がりの品質を高めるポイントになります。
1層目がしっかり乾燥した後、さらに2層目を重ねていきます。 
防水層を二重にすることで強度と耐久性が向上し、ひび割れにも追従しやすくなります。 
 
防水層の施工が完了した後は、最後にトップコートを塗布して仕上げます。 
トップコートは防水層を紫外線や摩耗から守る保護材の役割を果たし、防水層そのものの寿命を延ばすために欠かせない工程です。 
仕上がりはツヤのある美しい表面となり、防水性能だけでなく見た目も大きく改善されました。 
施工後のベランダは、均一で滑らかな仕上がりとなり、水はけも良く、安心して長く使用していただける状態に生まれ変わりました。 
 
ウレタン防水の耐用年数は一般的に10年前後とされていますが、表面を保護しているトップコートは5年程度で劣化してくるため、定期的な塗り替えを行うことで防水性能を長く維持することができます。 
ひび割れや色あせ、塗膜の剥がれ、水たまりができるといった症状が見られる場合は、防水機能が低下しているサインですので、早めの点検とメンテナンスをおすすめします。 
 
ベランダ防水は普段あまり意識されない部分ではありますが、建物全体を守るうえで非常に重要な役割を担っています。 
適切なタイミングでしっかりとメンテナンスを行うことで、雨漏りの防止はもちろん、建物の寿命を延ばし、将来的な大きな修繕費用を抑えることにもつながります。 
今回のように早めに対処することで、美観と機能の両方をしっかり回復させることができます。 

工事完了
工事完了
工事完了
工事完了
手すりを設置
手すりを設置

最後にベランダに新しい手すりを設置して、全ての工事が完了しました。 
金額的に1,000万円を超える比較的大きな工事ではあったものの、新築を建てるとなると解体、引っ越し、仮住まいの家賃などもあり、最低でも総額3,000万円以上は掛かってきてしまいます。 
それに比べれば圧倒的に安い金額で工事ができ、また住みながらでも対応ができるリフォームはメリットが大きいです。
 
日本にはたくさんの空き家があり継ぐ方や管理する方が減っている為、こういった中古物件のリフォームはそれらを有効活用できる手段です。 
全面リフォームであるからこそ様々なメニューを考える事ができますので、ご興味がある方はLINEからでもお気軽にお問合せください。

ニラスイホーム 担当:川

ご家族の皆様が快適に、そして楽しく生活できる事がゴールです。
旦那様、奥様、ご両親、お子様、ご家族全員の目線から考えた、皆様が幸せになれるリフォームを実現できるよう一生懸命お手伝いいたします。






 

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