塗料問屋さんの事務所のトイレ改修工事沼津市

【建物構造】RC造（鉄筋コンクリート造）
【施工期間】1日間 
【金額】71万円 

トイレがある為、今回そちらも一緒に改修する事となりました。


他に悩まれている事をお伺いしたところ、男性用小便器が古いもので非常に低く、体格の良い方だとかがまないと用が足せないとの事でした。こちらも現状の背が高いものへの交換を提案させて頂きました。
 
一般的にトイレを改修する際は内装関係もキレイに仕上げますが、こちらの事務所は築年数も相当経過しており、今後移転や建て替えも視野にいれているとの事なので、最低限の機器の取り換えのみの方がもったいなくない旨を説明し、ご快諾頂いております。


天井に付いている換気扇も完全に故障しており、各部屋に全て同じものが付いてる事から3台分の交換もご提案させて頂きました。
 
また、今回使用されていなかった男子トイレは普通便座が付いており、コンセントが存在しておりません。今やウォシュレットが付いているのが普通ですが、ウォシュレットの動力のコンセントを新設する為電気職人さんが入るので、同じタイミングで換気扇も交換してもらいます。
 
うまく入ってもらう職人さんを振り分ける事で、トイレ3か所でも1日で工事が終えられるよう段取りします。


他のトイレの換気扇はかろうじて動いていましたが、音もひどく半分壊れているような状態だったので、同じタイミングでの交換を勧めさせて頂きました。


工事が始まりました。 
工事個所は下記の通りですが、それぞれの職人さんに効率よく入ってもらうよう 
段取りしています。 
 
・男子小便器 
・男子トイレ 
・女子トイレ 
 
男子小便器は現在設置されているものと最新のもので、床の配管の位置が異なっています。その為床を少し開けて配管の位置を変更する必要があり、穴をモルタルで塞ぐため、乾燥の時間を置きます。
 
水道職人さんは最初に上記作業を行い、乾燥させている間に他のトイレの交換を行います。 
 
写真の通りトイレは狭い空間で職人さん2名は入れない為、電気職人さんは男子トイレのコンセントを増設したり、女子トイレの換気扇の交換を行い、無駄な時間を使わないように進めます。


見栄えも悪く床も汚れていますが、ご対応頂いた営業所の所長さんも、
自宅ではないし、基本土足で使用する箇所なので、トイレとして機能すれば良いとの事でした。このあたりの内装は触れずに進めていきます。


そのころ男子トイレでは電気職人さんがコンセントを新設しております。
 
それぞれの職人さんが行う作業の時間などをしっかりと把握しておき、作業内容を指示していきます。当然お互いの職人さんたちは連携を取り合うものの、同じ部屋で作業をすると効率が悪く、職人さんたちも作業をしづらいです。
 
こういった配慮をしっかりする事で職人さんたちが気分良く作業ができる為、段取りの良い担当は職人さんたちから好かれます。
 
あくまで目的は職人さんの気分を上げる事ではなく、効率よくしっかりと現場を時間を掛けずに終わらせることですが、職人さんあっての工事なので担当として気を使うところです。


古い建物の為色々と配管、配線などを行っており、既につぎはぎになっているケースが多いです。今回も電線などが分岐されまくっていた為、考えながらコンセントの電源を引き込んできます。


水道職人さんはまだ男子小便器の作業を行っている為、電気職人さんは引き続き男子トイレで換気扇の交換を勧めます。


換気扇は写真のように天井に付いているタイプと、壁についているタイプが存在します。壁に付いているタイプは壁に穴が空いており、そのまま外に排気されるのでイメージがわきやすいと思いますが、天井に付いているタイプは換気扇の先から外まで配管が通っており、その中を空気が移動して外に排気される仕組みです。

焼肉屋さんでよく使用されているアルミのダクトが天井裏に配管されているイメージです。

サイズを確認して手配いたしました。


換気扇の交換程度ですと作業は30分以内に終わるケースがほとんどです。事務所は営業しており従業員の方がトイレを使用する為、その際は作業を中断します。
 
交換した換気扇は以前のものより吸引力が強く、それでいて音がとても静かです。


男子小便器の下処理が終わったので、水道職人さんは男子トイレの交換に向かいます。その間床を埋めた部分の乾燥に充てます。


男子トイレの交換を行っています。トイレは大きく分けて下記3種類があり、それぞれ特徴がございます。 
 
・タンクレス 
文字通りタンクが無い為造りがすっきりしており、お手入れが非常に簡単。タンクがない分後ろに引っ込んでおり、部屋が広く使える。ただしウォシュレットが壊れると全交換が必要。 
 
・一体型 
タンクと便座が繋がっており、お手入れはしやすい。ただしタンクレス同様ウォシュレットが壊れると、全交換が必要。 
 
・組合せ→今回採用したトイレ 
タンクと便器と便座がバラバラになっている為、各部品の隙間がありお手入れがしづらい。ただウォシュレットが壊れても便座部分のみ交換ができる為、ランニングコストが安い。 
 
ご紹介した順に一般的に価格が安くなり、今回事務所で不特定多数の方が多く使用する為、ウォシュレットの寿命も短く、またコストをなるべく抑えたい事から組合せをご採用頂きました。


男子トイレの設置が完了しました。コンセントの新設も完了してる為、接続もばっちりです。




コンセント新設時の配線は天井裏や壁の下地のやり替えや内装工事が入れば、天井や壁の中を配線して隠すことができますが、こういった内装を触らないケースでは配線を露出させ、写真のような化粧モールで線を隠して配線します。
 
また、コンセント本体のボックスも壁の中に入れ込むことができない為、こちらも同様に露出しての納めとなります。


男子小便器の部屋が空いたため、電気職人さんは換気扇の交換を行います。グリルというカバーが破損して落下したようで、固定していたテープを剥がして本体を外します。


天井裏に埋め込まれる形で設置されていた為、天井を開口して本体を取り出します。

本体が取り出せたら本体と配線を切り離します。こういった配線は扱いを誤るとショートして火事の原因にもなる為、専門の資格を持った職人さんでないと作業ができません。
 
コンセントになっているタイプであれば差し込むだけですが、線が本体に直接刺さっている直結というタイプは電気職人さんによる作業が必要です。



本体の設置が完了したので、グリルを設置して交換完了となります。


水道職人さんは女子トイレの交換を行っています。現在の排水が床方向に向いているトイレは、排水の中心位置が奥の壁から20cmの位置で統一されています。
 
しかし20年以上前はその位置が35cm、40cmだったりと統一されていないケースが多いです。既存の20cmの位置に移動させるために床を解体すると大事になってしまう為、各トイレメーカーで写真のように排水管を可変させるアダプターを持っています。
 
今回はTOTOのトイレになる為、リモデルという配管を使用して可変します。


女子トイレの設置が完了しました。基本的に男子トイレと同じ仕様で統一しています。別途手洗い器を増設する為、トイレの手洗い器は無い仕様です。



女子トイレの手洗い器の排水管を立ち上げました。手洗いのボウルなどは安価な物をご自身で取り付けるとの事なので、排水管のトラップのみを取り付けております。 



女子トイレの換気扇も他のトイレ同様交換済みです。


最後に男子小便器の取り付けを行います。小便器自体の背が低い事がお悩みだったので高くするため、給水管の位置も高い位置に変更します。
 
自動洗浄タイプだった為今回も自動洗浄タイプにしますが、既存同様の電気を必要としない乾電池タイプでご案内させて頂いております。


電気配線同様水道配管もつぎはぎで配管されている為、なりに合わせて再度配管し直していきます。


給水管にもサイズがある為、本体と合う径の水道管を使用します。電気の配線同様露出するので、化粧モールを用いて納めます。


小便器の給水管の接続が完了したので、化粧モールを取り付けていきます。


古い建物なので給水管は以前鉄管を使っており、だいたい40年近くで寿命が来るため、新しく給水管をやり替えたと思われます。
 
隣にある洋便器や、その他の水場まで給水管を配管した形跡がございます。


化粧モールの設置も完了したので、小便器の交換、及び全てのトイレの交換作業が完了しました。
 
事務所などもご予算に応じたご提案ができますので、お困りごとがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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ニラスイホーム　担当：川

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