WORKS 農機具倉庫が快適空間に大変身。シャワー・脱衣所・化粧室を新設
|
施工事例データ
| 住所 | 伊豆の国市原木 |
|---|---|
| 施工箇所 | 農機具倉庫改修工事 |
| 費用 | 288万円(税込) |
| 工期 | 22日間 |




今回は、【農機具倉庫の改修工事】をご紹介します。
ご自宅敷地内にある農機具倉庫の6畳間(休憩室)を改修し、【シャワー室、脱衣場、化粧室を新設したい】とご相談がありました。
農業で汚れた体をすぐに洗い流せるようにしたい、というご要望がきっかけです。
この農機具倉庫は3連シャッターが設置された広々とした空間で、母屋とも繋がる建具があります。
お客様は、この母屋との接続はそのままに、新設する化粧室へ出入りできるようにしたい、というご要望もお持ちでした。
既存の6畳間は築数十年が経過しており、昔ながらの雰囲気はありますが、やはり汚れが目立ち、あまり使われていなかったそうです。そこで、今回の改修を決断されました。
掲載の写真は、改修前の既存の状態です。ここから、6畳間の改修とシャッターの交換を進めていきます。

改修工事のイメージ図になります。お客様とイメージが共有出来るよう、パッと見て分かるように形と文字であらわしています。


まずシャッターの解体から着手します。
既存の3連シャッターは2連へと変更し、残りの1箇所は外壁として塞いでしまいます。
このような特注のシャッターは製作に時間がかかるため、事前に正確な基準位置を出し、製作を開始しています。
これにより、現場での工事中にシャッターの製作が完了し、到着後すぐにスムーズな取り付けが可能となります。


シャッターの解体後は、いよいよ内部の工事へと移ります。
作業員の手によって、畳や壁、床が丁寧に解体していきます。
リフォームにおいては、解体後に初めて明らかになる部分が数多く存在します。
解体後に準備を始めると時間ロスが生じてしまうため、ニラスイホームでは徹底的な事前調査を行い、イレギュラーな事態を極力減らすようしています。
今回の改修でも、
・床下はしっかりとコンクリートが打たれているか
・既存の建具は触らずに解体が可能か
といった点を事前に詳しく調査しました。これにより、スムーズかつ効率的な工事進行が可能となります。



解体が完了すると、次の工程へと移ります。
まずは土間コンクリートに「墨出し」を行っていきます。
これは、新しく建築する建物の大きさや形をコンクリートの床に正確に印付けていく、土台となる非常に重要な作業です。
墨出しが終わると、その位置を基準に設備屋が給排水配管を、電気屋が配線工事を進めていきます。
写真でご覧いただくと分かるように、グレーの配管が排水管、青の配管が給水管、そして赤の配管が給湯管となります。
これらが、新しいシャワー室や化粧室で水やお湯が使えるようにするための大切なライフラインになります。


墨出しと配管工事が完了すると、いよいよシャワールームの組み立てに入ります。こちらも、基準となる位置を正確に定めてから、慎重に組み上げていきます。
今回採用したのは、LIXILのシャワーユニットSPシリーズ 0812です。
シャワー機能に特化したシンプルなユニットで、照明、換気扇、棚が標準で設置されています。
サイズは0812(幅80cm×奥行き1m20cm)となっており、一人で使用するには十分な広さです。



シャワールームの組み立てが完了すると、いよいよ部屋の形を造っていく作業です。
ここからは大工の出番です。
シャワールームに合わせて、外壁の下地、そして天井、壁、床と丁寧に造作していきます。
化粧室と脱衣所の境にドアを設置するのも、大工の作業範囲となります。
それぞれの場所に適した木材を使い分けるため、大量の材料が使用します。
木材で部屋の骨組みができた後、プラスターボードやベニヤを張って壁を造り上げていきます。

内部はこのようになります。



大工による造作工事が完了すると、いよいよ内装工事で内部を仕上げていきます。天井と壁には壁紙(クロス)を貼り、床にはCF(クッションフロア)を敷き詰めます。
内装には多種多様な種類や色柄があり、同じカタログ内でも機能の有無が異なる商品があります。
ご自身の好みに合った商品を選ぶとベストです。
写真でご覧いただけるプラスターボードに入っている白い線は、下地調整の跡です。
プラスターボードの継ぎ目をそのままにしてしまうと、後々クロスの割れなどの不具合に繋がる可能性があります。
このようにしっかりと下地処理を施すことで、将来的なトラブルの発生を抑えることができます。
今回は、壁紙はシンプルなもの(真っ白に見えますが、実は少し柄が入っています)、床はグレー系のフローリング調の柄を選びました。

内部の仕上げと並行して、外部の工事も進めていきます。
まずは、新たに製作した2連のシャッターを取り付けていきます。
着工前に正確に採寸していたおかげで、寸分した通りきれいに設置することができました。


3連シャッターのうち1箇所は外壁へと変更し、勝手口のような出入りのドアを取り付けます。
この部分に見える表面のシートは「透湿防水シート」というもので、水は通さずに湿気だけを通す性質を持っています。
このシートを適切に施工することで、雨漏りや湿気の被害を抑えることができるため、非常に重要な工程です。



内装工事が終わったら、照明や換気扇、洗面化粧台といった器具を取り付けていきます。
今回は最低限の機能を備えた仕様で、TOTOの洗面化粧台Vシリーズというシンプルで使いやすい商品を選びました。
窓を設置して光を取り入れたり、外部を確認できるようにするなど、お客様のご希望に合わせて様々な工事が可能です。ぜひ、思い描くイメージをしっかりお聞かせください。


窓の設置は、単に採光や外部確認を目的とするだけでなく、お客様の理想とする空間イメージを実現するための重要な要素です。
お客様のご要望を詳細にお伺いすることで、機能性とデザイン性を両立させた最適なプランをご提案させていただきますのでお気軽にご相談下さい。
これで工事は完了です。
「日に日に形ができて来てすごい楽しみだったし、完成後はイメージ以上にキレイになって本当に良かった!」とのお言葉を頂きました。
お客様にご満足いただけたことが、何よりの励みとなります。
リフォームは、既存設備の交換だけでなく、お客様の描くビジョンをゼロから具現化することも可能です。
ニラスイホームでは様々な形のリフォームを承っています。まずはご相談いただければ、専門のスタッフが親切にご対応致します。
リフォームのご相談は、是非、ニラスイホームへご連絡ください。公式ラインからもお問い合わせ可能です。











