WORKS 膝の痛みから解放。高齢者に優しい和式から洋式へのトイレリフォーム
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施工事例データ
| 住所 | 伊豆の国市 |
|---|---|
| 施工箇所 | 和便改修工事 |
| 費用 | 40万円(税込) |
| 工期 | 3日 |
今回は和式トイレから洋式トイレへの交換工事をご紹介します。
今回はご高齢のご夫婦様の膝の負担軽減のため、和式トイレから洋式トイレへの変更工事の依頼がありました。
この工事は全3日間の日程となります。
現状は床と壁の一部がタイル張りの在来工法のトイレで、全面的な解体作業が必要で、それに伴い、床面と壁面の新設工事も実施するため、内装工事も必須となります。
工程としては以下のように進めていきます。
初日:解体作業
2日目:床と壁の下地造作
最終日:内装仕上げとトイレ本体の設置


1日目は解体作業から着手します。
お客様のご希望により、天井部分はそのまま残し、床面と壁面のみの解体を行います。
壁は4面ありますが、1面は隣室との仕切り壁になっており、貫通を防ぐためにその面だけは解体せず残し、その他の壁面と床面は完全に撤去していきます。
解体後は給排水管の移設作業に移ります。
現在の標準的なトイレは、「排水芯」(壁から排水口の中心までの距離)が20センチに規格化されています。
このため、新しいトイレの設置に合わせて排水位置を20センチの位置に調整しました。
これで初日の予定作業はすべて完了です。明日は床と壁の下地造作に進みます。



2日目は壁床の造作とコンセントの移動作業を行います。
まず、元々の「真壁造り」(柱が露出している構造)から「大壁」(柱を壁内部に隠す構造)への変更作業を行っていきます。
洋式トイレへ取替えを行う際に、壁紙をきれいに貼るには、クロスなどをスッキリと貼る大壁が適しています。
ただし、今まで露出していた柱を壁内に収めるため、トイレスペースが若干狭くなるデメリットはあります。
また、電気設備の移設は、従来窓付近にあったコンセントでは便座への配線が届かないため、新しい位置に移設。
同時に、外壁のセンサーライトと窓の換気扇にも電源が確保できる位置を選定しました。
これで2日目の予定作業はすべて完了です。最終日は内装とトイレ本体の設置を行います。



最終日は内装の仕上げと新しいトイレの設置を行います。
お客様のご希望通り、天井はそのままに、壁と床の仕上げで進めていきます。
壁は白色のクロスを貼り、床には新しいクッションフロアを施工しました。
これらは事前にカタログからお選びいただいたデザインで、白を基調とした明るく清潔感のある空間に仕上がりました。
最後に新型トイレを設置。
既存の鏡が劣化しており、取り付けも困難だったことから、新しい鏡を設置させていただきました。



新しく洋式に生まれ変わったトイレは、使い勝手が大幅に向上しました。
和式から洋式への変更により、立ち座りの動作が楽になり、膝への負担が軽減されました。
また、床と壁の素材が新しくなったことで、お掃除もしやすくなりました。

今回採用したトイレ設備は、LIXILのパブリック向けトイレです。
一般的な組み合わせ式トイレではありますが、同メーカーのアメージュシリーズと比較すると奥行きが約5cm省スペース設計となっています。
お客様のトイレスペースは約120cmとコンパクトなため、少しでも余裕を持った空間が作れるように、この製品をおすすめしました。
和式から洋式へのリフォームは、工期が数日必要とはいえ、得られる生活の質の向上は非常に大きいものです。「立ち座りが楽になった」「清掃が簡単になった」という声をよくいただきます。
「使いにくさを感じる」「お掃除が大変」「洋式化を検討している」など、少しでもトイレにお悩みがある方は、ぜひご相談ください。
お住まいの状況や生活スタイルに合わせた、最適なリフォームプランをご提案いたします。











